虚言者の願い【第五人格】

クリーチャー・ピアソン ページ5

泥「あ、エ、エリックさんッ！やあ！」


「こんにちは、ピアソンさん」


泥棒 クリーチャー・ピアソン
孤児院を営んでいたらしい彼は泥棒だ
慈善家と呼ばれているらしいけど、自称だろう
此処の人は彼を嫌がっているようだ
それもそのはず
庭師に対する執着心
日常生活でも見られる挙動不審
おまけに泥棒という職業



「珍しいですね、ピアソンさん
昼の試合には出なかったんですか？」


けど、そんなことはどうでもいい
虚言者だって嫌われてもおかしくないのだ


泥「きょ、今日は夕方に試合がある、あるんだ」


「そうでしたか！頑張ってください！」


その場を離れようとした虚言者をクリーチャーが止めた


泥「君は、俺を嫌がらないのか…？」

小さい声ではあったがその呟きは
しっかりと耳に入った


「そうですね。別にピアソンさんに何かをされたわけでもないし。いつも試合の時助かってますからね。」


疑わしそうにこちらを見るクリーチャー
虚言者というせいか本心で言ったことであっても疑われてしまう


「本当ですよ。また今度チェイスのコツ教えてください！それじゃ」


少し嬉しそうにしたクリーチャーを背に
虚言者はその場を離れた

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