相変わらず無気力組が好きすぎる

変人が56人 ページ9

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ﾋﾟﾋﾟｰｰｰｯ


「「ありがとうございました！」」







2回戦を突破した俺らはふぅと一息つく
そしてステージから出ると仁王立ちで荒川が待っていた
…………鬼マネになってる







『リエーフ、次忘れたらレシーブ100本。ていうか、しょぼレシーブしかしてなかったからレシーブ100本』

「そんな！！！！！」
「自業自得だろ」
「夜久さんまで！！」








あらら、リエーフ可哀想
そう思ってると荒川はこっちを見て少し顔を赤らめた







『……それと、2回戦、突破おめでとう、ございます。信じて、ました』







……………………え









「かっっっわいいなお前！！！！！」
「たまには可愛いとこあるじゃねーか！！」

『ちょ、夜久さん黒尾さん頭ヤメテ！！！！！孤爪くん助け』
「無理」
『即答！！！！！！そんな孤爪くんも好き！！♡♡』









俺と夜久でわしゃわしゃと荒川の頭を撫で回す
そりゃあもう、犬のように
そして場違いにリエーフが大声を出した









「俺の財布ありました！？！？？？」

『あったよバカ！！！！！！』

「お弁当も…」

『中身まで確認してやったわ！！！感謝しろよお前！！！！そしてそろそろ頭やめて！！！！』








…………………ウン、お疲れ、荒川
俺と夜久は目を合わせてスっと手を下ろした
そんなこんなで、3回戦は明日。他の学校を見るために俺たちはユニフォームからジャージに着替え、観客席へ戻った

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