無気力組が好きすぎる

変人が39人 ページ42

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やっぱり変だ

赤葦くんも、私も





赤「呼んで？」





前までこんなこと言われたこともなかったし、手を掴まれるなんてことも無かった

ただわーわー騒いで見てるだけで良かったのに。




赤葦くんはどれだけ私の心を掻き乱すんだろう




すっっごく困る





『あか、赤葦くっ』

赤「京治」






…これは、呼ばないと離してもらえそうにないや
それに、掴まれてる右手が熱い。顔も熱い。




『け、京治…くん』



戸惑いながらも必死に顔を下に向けて名前を呼ぶ。
ううう心臓はち切れそう…！


そろっと前を向くと




赤「…うん」





優しく微笑んでいる、彼。




赤「これからそう呼んでよ」




『はい…』






だから





うるさいってば、心臓







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『ありがとう手伝ってくれて。け、けけ京治くん』

ｸｽｯ
赤「うん、どういたしましてA」

『ほあ？！？！！！』





京治くんに名前を呼ばれてぼんっと顔が熱くなる感覚

もう体育館は目の前




赤「…Aはさ俺のことどう思ってる？」

『はい？！えっと、どう…思ってる、のかといいますと』

赤「俺は好きだよ」

『左様ですか、左様ですか……ん？！、！』




サラッといいのけた京治くんの言葉を思わずスルーしそうになる




赤「好きだよ」








赤「返事、考えててほしい」









そう言って赤葦く……京治くんは体育館の中に入っていってしまった






…荒川 A





人生で初めて





あんなイケメンな告白をされました

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