無気力組が好きすぎる

変人が1人 ページ2

黒尾side



研磨たちが1年の4月、研磨に惚れた。

その年の夏、練習試合で赤葦に惚れた。

2年になった5月のゴールデンウィーク合宿で月島、国見に惚れた。


そう、これは我が校のマネージャーが惚れた歴だ。

これが見事に無気力組。
まだ荒川が無気力とかに近いならわかる。しかし！！




『あーっっ！！月島くん！国見くん！！がたりなぁぁぁぁぁぁい！！！！』


『赤葦くんに最近会ってない！！会いたい！！』


『孤爪くん！！私と一緒にデートを「やだ」…？！』



……こんなに、うるさ ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ元気だ。
どこに惹かれたんだよ……なんで真逆の相手なんだよ…




夜「おい、黒尾。みんなに合宿のこと、言ったのか？」

黒「ちょっやっくん！！だめ！！シャラップ！！」

夜「あ？」




うわ、こわ！やっくんこわ！！！

…じゃなくて。冗談抜きで。

荒川に合宿のことがバレてしまったらどうなるか…予想できるだろうか。

烏野、青城、梟谷、音駒 この４校だ。

荒川が荒ぶるに決まってる。……荒川って苗字、荒川にぴったりだな。

やっくんもそれを感じ取ったのか、ああ、と声を漏らした。





夜「でもどっちみち監督かコーチが言うんじゃねぇか？」

黒「じゃあ俺はそれまで待つ。荒ぶって欲しくない」

夜「確かにな」




やっくんもそれで納得し、黙っていようということになった。




夜「関係ねぇけどやっくんって呼ぶな」
黒「え、今？」
夜「うるせぇ！！！！！」
黒「いたい！！！！！」


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駄作の予感しかしない。
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