Unbalance (ページ10)

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Fukada.

自分の弱さに腹が立ち始めた

悔しい、悲しい、辛い、、、

いろんな思いが立ち込めてきて涙が出そうになる

もう情緒不安定だ…

【訓練室】と書かれた部屋の前で立ち止まる

「入るか…」

一応ノックをしてから中へ入る

中へ入るといきなり銃声が響いた

銃を撃った人物は的の真ん中を撃ち抜いている

「黒田くん…」

「おう、深田じゃん。お疲れ」

「お疲れ様です」

「何の練習しに来たの？ライフル？」

「いや、拳銃の練習を…あの、手伝ってくれませんか」

「…俺でいいならいいよ？」

「ありがとうございます」

黒田くんは今は第一部隊のメンバーだけど

元々は第二部隊のメンバーだった

もう一人、織山くんと一緒に上からの命令で

うっちーくんと湧くんと入れ替わったと聞いている

檜山くんと共に潜入班として行動していて

今でもたまに一緒に任務をこなしているらしい

俺が力不足だなとひしひしと感じる

原因でもある人だ

「…深田さ、光成になんか言われたの？」