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＊ ページ8
Fukada.
「着いたよ〜、みんな起きて！」
青木くんの声でみんなが睡眠から覚めた
俺たち全員が一応一緒に住んでいる
アジトに到着してゾロゾロと車から降りる
平塚くんに呼ばれてまた捕虜の人を運ぶ
この人目覚まさないのかな…
「深田！こっち」
「…！了解です！」
ぼーっとしていた
この人運ばなきゃ行けないんだった
地下へ降りる隠し階段、初めて通るな…
少しの光しか灯らない狭く暗い通路を通って
おびただしい雰囲気が漂う
【拷問室】の前に着いた
平塚くんが鍵を開けて中に入る
「この椅子に座らせて」
「よいしょっと…」
「後は俺がやっておくから戻っていいよ〜」
「はい、分かりました」
平塚くんに背を向けて歩き出すと
鎖や手錠をつける音、
錘を引き摺る音が聞こえてくる
怖くなって急いで部屋から出た
早足で通路を通っていると
人の叫び声とは思えない声が耳に届いた
…中で何が起きているのか想像したくなかった
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作者名：タカナシ | 作成日時：2020年7月25日 14時
