Unbalance (ページ23)

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Fukada.

その後ダラダラと喋りながら帰ってアジトに着く

アジトの中央間の扉を開けたら

全員集合していた

「あ、帰ってきた。おかえり」

「ただいま〜！
あ、ひやまあたまだいじょーぶー？」

「変な言い方やめろ。副作用なだけだから
心配ないし、もう大丈夫だよ」

「あじも手ぶつけてたの大丈夫？」

「うん。一応青木に手当してもらったけどね」

「腫れてたから冷やして、
一応テーピングしたよ〜」

「あ、そうだ。兄貴から次の任務の話が来たよ。
今日はしんどいだろうから明日詳しく話すね」

「ありがとあじ〜」

雑談をみんなでしていたら

「お腹がすいた！！」って

うっちーくんが叫んで少し駄々をこね始めたので

夜ご飯を食べることになった

適当に座ると目の前に檜山くん

ふと、黒田くんが言っていたことを思い出す

(能力を与えられた時の記憶はないと思うんだけど…)

檜山くんの能力【記憶侵入】で

見てもらうことは出来ないのかな？

なんてことを考えてたけどさすがに無理か

俺も気絶しなきゃいけないなんて無理だし

能力が与えられた時の記憶が気になりすぎて

いつの間にか気難しい顔をしていたみたい

「…竜生、どうかした？」