青い監獄の護衛兼シードとして選ばれたけど私は女です！ (ページ2)

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『私のですよ！！！？ちょ、返してください！！』

急いで奪い返すと、プリンの容器はもう空になっていた。

『あぁぁ…私のプリン…、』

五条「あーそれね、あんま美味しくなかったよ。
なんか糖分控えめになってるしさぁ、甘党の僕には合わないっていうか。
あ、もしかしてAダイエット？笑」

美味しくなかったなら食うなや！！！！

呪力を込めた拳を振り上げるが、それは虚しくも無限で弾かれてしまった。

『…ｯﾁ、』

五条「うわ危なっ！ちょ、A、いくら図星だからって殴らないでよ。過激な女子は嫌われるよ〜？」

『…それ以上言うと本気で殴りますよ。』

五条「おー怖、まぁ無限で弾くけどね？？」

…ほんっとにうざい！！！！！

口に出すとまた何か言われそうなので心のなかで悪態をついた。

『はぁ…、それで？なんの用ですか？』

五条「あ、そうそう。
もう、Aが怒るから忘れてたよ。
えーとね、Aに護衛任務だよ。」

『えー、めんどくさ、先生とか憂太が行けばいいじゃないですか、』

五条「まぁまぁそんな文句を言いなさんな。今回のやつ、いっぱい"コレ"弾むよ？」

そう言って五条先生はどこからかお札を取り出した。

「！！！！」

ほぼ反射的に手からお札を奪い取った。

『やりますやります！！』

五条「あちょ、それ僕のお金！！…まいっか、お金には困ってないし、」

『あざーすっ！』

『えーと、いち、じゅう、…なんだ、11万か。』

お札を畳んでポケットに入れた。

五条「ほんと現金なヤツ…。」

先生がなにか言ってるが、まぁ大した話じゃないだろう。

五条「それでね、護衛先からわざわざA宛にお手紙来てるんだよね。」

先生から手紙を受け取って開けてみると、そこには1枚の紙。

水瀬A様

強化指定選手に選出されました。

と一言。

そしてその下に沢山の文字が綴られていた。

『うわ、胡散臭。』

五条「どれどれ〜？わっ、随分とご丁寧だね。」