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国「お、岡本……おはよう」
貴「あ、国見くん……おはよう」
国「うん……」
休み明け、学校で会ってからの最初の会話はこれだけだった。
もう少し話せるような気でいたけど、どうやら現実はそう甘くはなかった。
国(仲直り……したいんだけどな)
心の中でそう思いながらも、自分からそれを言い出すことはできなかった。
そのせいで、今日はずっとどこかぎこちなくいつもより距離があるような気がした。
それでも、岡本はしっかりとお世話係らしく移動授業の時には声をかけてくれるし、休み時間の度に起こしてくれた。
そこはいつも通りなのに。
何故か、会話はなかった。
部活の時間になっても、俺たちは必要最低限の会話しかしなくて、岡本はほぼずっと及川さんたち三年生のところにいた。
あと数日でインターハイ予選が始まるから当然だろうけど、
それでも、岡本と楽しそうに笑いながら話す先輩たちの姿を見て、少し胸が痛んだ。
俺と話してなくても全然平気なんだと思い、大きなため息を吐いた。
金｢おぉ。今回のため息は長いな。｣
隣にいた金田一にそう言われるが、今は全く気にしていなかった。
金田一の冗談にもツッコミにも反応できるような元気は今の俺にはない。
金｢…何か少しは反応してくれないと、ただのシカトだからな？｣
国｢……確かに。ごめん｣
金｢いや、まぁ国見が珍しく悩んでるんだしいいけどな｣
国｢……俺、そんなに悩んでるの珍しいかな？割と毎日色んなことで悩んでるけど｣
金｢そういう時は、大概岡本が横にいるからすぐ解決するんだろうけどな。｣
国｢うっ……｣
金｢珍しく一緒にいないってことは、やっぱりあの後喧嘩したんだな？｣
国｢別に……。そういうんじゃないから、それに今日一緒じゃないのはインターハイ近いからだし。｣
金｢ふーん？ま、悩んでるんだったらいつでも相談乗るからな。｣
国｢…どーも｣
高校へ入ってから金田一に心配なんてされること無かったのに。
岡本がいないことが、どれだけ俺にとって大きなことなのかを実感する。
同時に、仲直りしたいという気持ちも強くなる。
国(早く…いつも通りに戻りたいな…)
部活中も、ずっとそう考えていた。
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千尋(プロフ) - 完結おめでとうございます(*･ω･ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁくにみんかわいい(*´ч`*)そして、かっこいいm9(+ゝω･´+)ｶｯｺｲｨ───ｯ☆今までお疲れ様でした。これからも頑張ってくださいヾ(ﾟ▽ﾟ*)>ﾌﾚｰ!!ﾌﾚｰ!!<(*ﾟ▽ﾟ)ﾂ (2018年3月24日 15時) (
レス) id: 0733cf80bf (このIDを非表示/違反報告)
お豆腐／月斗。(プロフ) - 伊勢天さん» ありがとうございます！！ (2017年11月26日 13時) (レス) id: 2102dbe1ea (このIDを非表示/違反報告)
伊勢天 - 面白いです！ (2017年11月26日 7時) (レス) id: 7c89436af4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月斗。 | 作成日時：2017年10月22日 8時
