メーデーメーデー ページ36
貴方side
貴「ポートガス・D・エースの公開処刑…？」
朝礼。上官の口から聞かされた言葉を口の中で復唱する。
白ひげ海賊団二番隊隊長たる男の処刑。当然、仲間意識が強いことで有名な白ひげがエースを見捨てるなどと思う馬鹿はいない。
海軍と四皇の全面戦争。＿間違いなく、時代が動く。
貴「…僕としても、Dが一人減ってくれるのは大変喜ばしい話だが」
これ僕戦争に駆り出されないか。なんかおつるさんが戦場に出るみたいなこと言ってたんだが。
えっ、戦闘力ゴミの僕を四皇クルーのいる戦場に出すって本気ですか？あ、本気…滅んでしまえこんな世界。
悲しきかなこれでも軍人。後方も後方で安全(笑)なところに配置にされては下っ端の身分では何も言えない。お上の命がすべてである。イエッサー。
貴「しかし白ひげの二番隊隊長を…ねぇ」
ポートガス・D・エースの強さは、彼が船長出あった頃から有名だと聞く。
白ひげの傘下に下ってからはますますその悪名を世界に轟いていた。それを生かして捕らえるとなれば至難の業だろう。
貴「一体どこの命知らずが成し遂げたのやら」
捕まえたのはなんでも海賊だそうで。クロコダイルの穴埋めに七武海に入るようだが…さて。
貴「どうでもいいと捨てられないのが辛いところだな」
次があるときは下手な言動しないように心がけよう。
そう心に決めて、僕は再び歩を進め＿
「なぁ、ちょっといいか」
体が、停止する。
頭上より聞こえるは低く野太い声。
海軍で見慣れたはずの2mを優に超える巨躯。
何一つ、問題ない。命の危機などないはずだ。
だと言うのに、政府の膝下、天下の海軍本部にて、僕は噴き出す冷や汗を隠せない。
「元帥のとこに行きてえんだが、どこにいるか知らねえかい」
見上げた先には海賊の極みのような男がいた。
これは、不味い。
貴「元帥のお部屋でしたら、そこを曲がってすぐのところに」
温度を失っていく指先を隠して、僕はそう答えた。
巨漢の男は「そうか！助かった」と小気味良く笑う。
貴「＿失礼ながら、貴殿の名前をお聞きしても」
張り付く喉を震わせて、僕はその男の名を聞いた。
「あぁ、まだ情報回ってねぇのか！いいぜ、教えてやる。おれは＿」
瞳の裏に隠しきれないほどの野心を燃やすその男は、
「マーシャル・D・ティーチ。新しく七武海になった男だ。よろしくな、海兵」
親愛なる、我が怨敵たる一族の名を冠していた。
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リピリピ(プロフ) - もう一話ほどオリキャラ展開が続きますが、すぐに頂上戦争に移りますのでもうしばらくお待ちください…！ (2022年10月29日 11時) (
レス) id: 4ca1cec3dc (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 更新ありがとうございます…！！今後も楽しみに待たせていただきます…！ (2022年10月12日 21時) (レス) @page40 id: 371a01970c (このIDを非表示/違反報告)
あお - 更新お疲れ様です！楽しみにしてますので、これからも無理のない範囲で更新頑張って下さい！応援してます (2021年6月3日 23時) (レス) id: d1364640ca (このIDを非表示/違反報告)
凍ったライム(プロフ) - 久しぶりに見たら更新されてて滅茶苦茶嬉しかったです！これからも更新頑張って下さい！応援しています。 (2021年5月30日 21時) (レス) id: 946d60cede (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 待ってます、応援していますね。 (2020年12月22日 23時) (レス) id: 371a01970c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リピリピ | 作成日時：2019年8月21日 15時
