どちらでもいいけれど ページ24
貴方side
貴「ここまでで構いませんよ」
隣を歩くシロクマにそう告げる。
外はもう夜になっていて、ひんやりとした風が、街を通り抜けて行った。
どうやら僕は約1日ぐっすりだったらしい。
敵のねぐらでぐっすり眠れるとは、自分ながらに間抜けだと思う。
ベポ「えっ！仲間のところまで送らなくていいの？」
貴「いや仲間のところまでついてこられたら僕の首がトぶんでこないでください」
ついでにお前の首(物理)もな。
と内心思うが、これは言わないでおこう。
ベポ「そっかぁ…じゃ、ここでお別れだね！」
怪我お大事にね！とにこやかに手を振るシロクマ。
しかしこいつらキャプテンを除いて海賊らしくないな。
人を殺すどころか助ける、気性が荒いどころか温厚。
今だって"また夜道で襲われたらいけないから"と街の近くまで送ってくれたわけだ。
海賊らしくないと言うより、悪人らしくないと言うべきか。
まぁこいつは人じゃないが。
…悪白熊？だめだな語呂が悪い。
「Aさん！？」
ふと目線を移せば汗だくの海兵がそこにいた。
あぁ…探していてくれたのか。
「どこ行ってたの！探したんだよ！？」
貴「はは、怪我の止血をしていたらいつのまにか寝こけてまして」
適当にごまかす。約束は約束だからな。
「そんな、いったいどこで…どこの病院をまわってもいなかったし…」
貴「途中まで病院に行こうと努力したんですがね。力つきまして、岩陰で一休みしていました」
まぁだいぶ無理があるが…すぐに話を切り替えればいけるだろう。
貴「ところで本部に報告はもうなされましたか？」
「あっ」
…してないんだな。いや、逆に好都合か。
「今から報告…「いえ結構。いろいろと面倒ですから。とりあえず近くの島の支部まで海賊を届けましょう。あとのことはその島で話します」…わかった！」
とりあえず、面倒ごとから片付けていこう。
そう思い、船へと足を進めた。
長い夜はまだ明けない。
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リピリピ(プロフ) - もう一話ほどオリキャラ展開が続きますが、すぐに頂上戦争に移りますのでもうしばらくお待ちください…！ (2022年10月29日 11時) (
レス) id: 4ca1cec3dc (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 更新ありがとうございます…！！今後も楽しみに待たせていただきます…！ (2022年10月12日 21時) (レス) @page40 id: 371a01970c (このIDを非表示/違反報告)
あお - 更新お疲れ様です！楽しみにしてますので、これからも無理のない範囲で更新頑張って下さい！応援してます (2021年6月3日 23時) (レス) id: d1364640ca (このIDを非表示/違反報告)
凍ったライム(プロフ) - 久しぶりに見たら更新されてて滅茶苦茶嬉しかったです！これからも更新頑張って下さい！応援しています。 (2021年5月30日 21時) (レス) id: 946d60cede (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 待ってます、応援していますね。 (2020年12月22日 23時) (レス) id: 371a01970c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リピリピ | 作成日時：2019年8月21日 15時
