鈍感キューピッド ページ17
貴方side
貴「よっと…」
建物の屋上から飛び降りしたに降りる。
そこまで高さはないから、いちいち来た道戻ってくるより飛び降りた方が早いだろ。
ちなみにさっきの石は近くの山にあったのをせっせと持ってきたものだ。
残りの海兵はみんな宿に向かわせたから一人での力仕事だった。とても重かった。とても。
やはり一人は連れてきたほうが良かっただろうか…
だが今夜は祭りをしてるらしいからなぁ…宿の利用者も多いだろうから早く取らないとだし、荷物もあるからまぁ…
まぁ終わったことは考えても仕方ないとして肝心なのは今である。
やることは二つ。
この海賊を縛り上げて支部なり本部なりに連行。
女性の精神面でのケア。
こう言うのは一つ目のいかにも面倒なことをこの馬鹿に押し付けるのが妥当だが…
「…っあの、さっきはありがとうございました」
「いや、僕は何もしてないよ。守れなくてごめんね…」
「いえっ、その、か、かっこよかったです…」
…顔を赤くしながらキラキラとした目で彼を見つめる女性…
ん"ー……
貴「じゃ、貴方は彼女を家まで送ってってください」
「え、いやでも、こいつらはどうするんだい？」
貴「…僕が縛って連行しときます」
"縄持ってるんで"と縄を取り出せす。
「けどもともと僕が「くどい！」え」
どれだけ鈍感なんだこいつ！
たく…
貴「僕は傷ついた女性の背中をさすることはできます。が、気の利いた言葉をかけることはできません。何せまだ年端もいかないガキなので。」
僕が淡々とそう言うと、彼は少し驚いたように目を見開いた。
貴「…でも
あの少将殿を支えてる人だ。
このくらいはできるだろう。
「っ…わかった！」
彼はそっと彼女に駆け寄り、ゆっくりと裏路地を出て行った。
はー…なんで僕がキューピッドみたいなことを…
そう言う性でもないだろうに。
貴「はぁ…とりあえず縛ろ」
深いため息を吐きながらくくっていた縄を解いていた
その時だった。
パァン！！
貴「＿は」
肉が、ほんの一瞬でさける音がした。
「へっ、さっきはよくもやってくれたな、女ァ…」
ふらりと立ち上がる六千万ベリー
手には拳銃。どくどくと腕から溢れる己の血
撃たれた。
そう認識した途端、体が、脳が、本能が、助けてくれと叫ぶように、痛みを走らせる。
…あぁ、バカはどっちだ。
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リピリピ(プロフ) - もう一話ほどオリキャラ展開が続きますが、すぐに頂上戦争に移りますのでもうしばらくお待ちください…！ (2022年10月29日 11時) (
レス) id: 4ca1cec3dc (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 更新ありがとうございます…！！今後も楽しみに待たせていただきます…！ (2022年10月12日 21時) (レス) @page40 id: 371a01970c (このIDを非表示/違反報告)
あお - 更新お疲れ様です！楽しみにしてますので、これからも無理のない範囲で更新頑張って下さい！応援してます (2021年6月3日 23時) (レス) id: d1364640ca (このIDを非表示/違反報告)
凍ったライム(プロフ) - 久しぶりに見たら更新されてて滅茶苦茶嬉しかったです！これからも更新頑張って下さい！応援しています。 (2021年5月30日 21時) (レス) id: 946d60cede (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 待ってます、応援していますね。 (2020年12月22日 23時) (レス) id: 371a01970c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リピリピ | 作成日時：2019年8月21日 15時
