尊敬 ページ13
貴方side
よし！ここで気配を消し＿
ガ「甘いわァッ！！」
貴「っ！う"っ！」
腹を殴られ、吐き気が喉元まで一気に這い上がってくる。んの野郎ご丁寧に覇気
ガ「ほれ、早く立たんか！」
ニッと口の
野郎…
朝、といっても昼前だが、今は僕はガープに稽古をつけてもらっている。
朝はガープと鍛錬。
昼は青キジ大将の書類やら資料やらの整理。
これが1日の主な業務になっている。
ハードすぎるだろ。
貴「ケホッ…」
ガ「気配の消し方は上手くなってきたんだがな…体力がなさすぎるのうお前は…最初の頃から全く成長してないぞ」
ぐっ…言い返せねぇ…
腹をさすりながらよろよろと立ちあがる。
ふと、時計が目に入った。
貴「！もう昼になるので失礼します」
ガ「ん？もうそんな時間か」
やっと終わったか…
安堵のため息を吐くも、どのみち昼からもあの山のような書類を片付けなければならないことを考えると…
貴「…はぁ」
しんどいなぁ…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
貴方side
「ふふふふふふふ、大将ってただでさえ仕事が多いのにあの人はなんで仕事しないんだろうねAちゃん」
貴「…前から思ってたんですけど貴方なんかやばいクスリでもやってるんですか」
「それを言われるとシャレにならないから言わないで。やってないから」
情緒不安定になりながらも職人のそれで仕事を進める彼を見るとなんだか不安になってくる。
貴「…青キジ大将の秘書、きつくないですか？」
「そりゃあきついよ！あの人全部人任せだし！」
嘆く秘書殿。
…ふむ、
貴「ならばどうして彼の秘書を辞めないのです？貴方ほどの実力なら引く手数多でしょうし、簡単に今よりいいとこに就職できるでしょう」
純粋にそう思った。
実力も経歴も申し分ない優秀な人間だろうに。なぜわざわざこんな職場に…
「んー…やっぱり、彼を尊敬してるからかなぁ…」
貴「尊敬、ですか」
意外だな…この大量の仕事を押し付けられてもまだ彼を尊敬できるのか。
「たしかにぐうたらな人だけどさ、なんていうか…かっこいい人でもあるんだよね。人情に厚い人だし」
まぁそれは一理あるな。ただそのぐうたらな面をもう少し何とかして欲しい。
「だから、僕はあの人の秘書をやめるつもりはないよ。あの人の活躍を近くで見ていたいからさ」
ニッと微笑む彼。
…全く青キジ大将殿はとんだ人たらしである。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 590人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リピリピ(プロフ) - もう一話ほどオリキャラ展開が続きますが、すぐに頂上戦争に移りますのでもうしばらくお待ちください…！ (2022年10月29日 11時) (
レス) id: 4ca1cec3dc (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 更新ありがとうございます…！！今後も楽しみに待たせていただきます…！ (2022年10月12日 21時) (レス) @page40 id: 371a01970c (このIDを非表示/違反報告)
あお - 更新お疲れ様です！楽しみにしてますので、これからも無理のない範囲で更新頑張って下さい！応援してます (2021年6月3日 23時) (レス) id: d1364640ca (このIDを非表示/違反報告)
凍ったライム(プロフ) - 久しぶりに見たら更新されてて滅茶苦茶嬉しかったです！これからも更新頑張って下さい！応援しています。 (2021年5月30日 21時) (レス) id: 946d60cede (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 待ってます、応援していますね。 (2020年12月22日 23時) (レス) id: 371a01970c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リピリピ | 作成日時：2019年8月21日 15時
