つんでれ王子【すとぷり】【男主】

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『もうやだなにもきこえない』


うう、なんて声を漏らして顔は火が出るほど真っ赤。



莉犬「ごめんって〜、可愛かったよw」




『ほんとやだもう生きていけない…』




莉犬「ええ！？そこまで！？」




ぎょっと驚く莉犬を他所に俺は布団からちらりと顔を出す。




莉犬「あ、出てきた」



なんてふわりと微笑む莉犬に一瞬ドキッとした。



『もういい…バンドリする…』





のそのそと起き上がってリビングに向かう。





こ「あ、おはよ〜」




さ「おはよ」




さところが寝癖をぴょんぴょんさせながら寄ってきた。




『え、なに』




急に距離を詰められて思わず後ずさり。



さ「いんや？」



こ「かわいーなって？」



さところが目を合わせてニヤニヤと笑う。




『はっ倒すぞ』


思わず中指を立ててしまった。



な「ひびくん？？^^」



なーくんのにこりと笑う顔に思わず声を漏らす。



『あ、あはは…』



立てた中指をそっと背中に隠した。


な「ひびくん。おすわり。」



『わ、わん…』



ちょこん、となーくんの前に正座。



後ろでじぇりーぬがおしゃべりしてる。


ジェル「莉犬より犬やん」


莉犬「は？？」



ジェル「え、ごめん」



なんて会話が聞こえてきて思わずくすっとえみをこぼす。




な「ひびくん？聞いてた？」



『え…あ、ご、ごめんなさい…』




全く聞いてなかった俺はしょぼんと眉を下げた。




なーくんはそんな俺を見てデコピンをした。



『いてｯ』



な「次はしないでね？」



『はぁい』





緩く返事。




俺は急いでソファーに座り、バンドリを起動する。







…やっぱバンドリ最高だわ。

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