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男主side

そいつは俺の意思なんて関係なしにどんどん服をぬがせていく。



『やめ…ッ』





「おし、そろそろいいか」



男はそんなことを言って、俺のうしろに指を1本いれてきた。




『あぁぁぁぁぁッ…!!』




ぬぷぬぷといやらしい水温が路地裏にこだました。





『抜い…ッて…!』




キッ、とそいつを睨みつけるも男は嬉しそうに笑うだけだった。





嬉しそうに笑ったかと思えば、次は冷たい突き刺さるような視線で俺を見る。




「まだ入るだろ?」




男はさらに中に指を増やす。




普段ころんにならされているせいか、2本、3本とスムーズに中に入って来た。





『んんんん…ッ!!』



中で指はバラバラに動く。



「そろそろはいるか」




男はニヤリと笑って、ズボンを脱ぎ始めた。





『嘘…だろ…ッ?』





「っは、それが嘘じゃんないんだなあ?」





もうダメだ、そう思い目を閉じた途端





「カハッ…!」





驚いて目を開けると、倒れたそいつと俺を見るころんがいた。






『ころ…ッ!!』




俺はたちまち抑えきれなくなり、ボロボロと大粒の涙を零した。






こ「来るの遅くなってごめん」





ころんは俺を優しく抱きしめると、ぽんぽんと頭を撫でた。





『俺もごめん…ッ』






ぎゅっと強く抱きしめると、ころんも抱き締め返してくれる。




ころんはちゅ、と軽くキスをした。





こ「消毒」




ころんはいたずらっぽく舌を出して先に歩き出す。




『…ねえ』




俺はそんなころんの服の袖をぎゅっと掴んだ。



ころんはきょとん、と俺を見る。





『…もっと消毒して…?』




『…ぜんぶ、ころんのものにして?』





かぁっと顔を真っ赤にさせて上目遣いでころんに言う。





こ「…どうなっても知らねぇからな」






家に帰るとすぐに寝室に運ばれた。




ドサッと言う音とともに、ベッドに押し倒され、服を脱がされる。



『ころん…??』



俺はおそるおそるころんに聞く。



ころんはきょとんとした顔で頭にハテナを浮かべていた。





『いやいやいや、お風呂入ってからにしよ?』




こ「は?」



普段のころんからは想像できないような、ドスの効いた低い声が響いた。





こ「あのさぁ…」



ころんはひとつため息を零すと俺の目を見て話し始めた。




こ「僕がどれだけ我慢したと思ってんの」



こ「待つとかないから」



そしてまたころんは俺の服に手をかけた。

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めるち(プロフ) - 嘘の仮面さん» ありがとうございます!(タブレット打ちづらいのわかります笑) (2022年7月1日 22時) (レス) id: cc38809697 (このIDを非表示/違反報告)
嘘の仮面 - 初コメ失礼します。(親に携帯取られ中。゚(゚´Д`゚)゚。)突然ですがここは天国ですか?え、私死んでませんよね、、、?ホント神です!!神作有難う御座います!!!(タブレットはコメが打ちにくい事が判明しました) (2021年3月7日 17時) (レス) id: a1521a1d12 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - こゆさん» ありがとうございます! (2020年6月24日 18時) (レス) id: 97c5e5edf2 (このIDを非表示/違反報告)
こゆ - ゆーなさん» そうなんですね、、、疑ってすみません、、、 自慰が見つかっちゃう青くん というさところの小説だった気がします!!作者さんの作品大好きです、更新頑張ってください! (2020年6月24日 18時) (レス) id: 7f8017333e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - こゆさん» コメントありがとうございます。私はプリ小説はやっていないので分からないのですが、参考にはしていません。 (2020年6月23日 22時) (レス) id: 97c5e5edf2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆーな | 作成日時:2019年5月25日 23時

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