最年少な最年長【短編集】

★年下だからって【信号機組×男主】 ページ22

今日は俺のかわいいかわいい弟的存在の信号機組と莉犬の家で映画鑑賞会兼ゲーム対決をすることに。






待ち合わせの時間に莉犬の家に行くと信号機組は揃っていた。







『ごめん、遅刻しちゃったかな…？？』








莉犬「ううん、大丈夫だよ！」









こ「あ！来た！待ってたんだよ！！！」






俺がリビングに入ると俺の周りに駆け寄ってくる信号機組。




(めちゃめちゃ可愛い…)







る「おーい？大丈夫ですか？」





るぅとが心配そうに俺の顔を覗き込んできた。






『んあ、うん、大丈夫！』







『そうだ、俺ドーナツ買ってきたよ』







莉犬「やったぁ！おやつで食べよ〜！！」






ぱぁっと笑顔になる莉犬。







こ「やった！！僕ドーナツ好き〜！」






ぴょんぴょんと飛び跳ねるころん。






る「やった、僕もドーナツ大好きです！」






ニコニコと笑うるぅと。








俺は思わず、3人に抱きついた。






『ふふ、ほんとに可愛い…』





ぼそ、と小声で呟いたはずが3人には聞こえてたらしく部屋の空気が一変した。








こ「あーぁ、我慢…してたんだけどなぁ」






ころんは、ふっと笑うと俺から離れた。






『…え？』







莉犬「Aくんが悪い子だから…」






莉犬はニヤッと怪しく笑う。






るぅとは何も言わずどこかへと消えていった。









『え、な、なに…？！おかしいよ…？』






俺は急にパニックになり、慌て出す。








莉犬「大丈夫、痛くしないからさ」







こ「そうそう、ほら怖くないから」





ジリジリと迫ってくる2人から逃げるように後退りをすると、背中にトンっと何かがぶつかった。






る「どこ行くんですか？」







『うぁ、る、るぅと…？？』






るぅとの方をくるっと向くと、目元を何かでおおわれた。






『ふぇ、何、見えなっ…』






莉犬「大丈夫、ほらこっちだよ」






莉犬は俺の手を握ると優しく引っ張った。






俺は見えない恐怖から、莉犬に従うしかなかった。






『ど、どこ行くの…？』






震える声で俺は莉犬達に聞いた。








莉犬「大丈夫、痛いようにはしないから」







莉犬はどこかのドアを開けて俺を中に入れた。






こ「あ、きた」






る「こっちはOKだよ」





莉犬「俺の方もバッチリ！」









『3人とも…なにするの…？』





涙声になりながらも必死に話す。








「「「何ってそりゃあ…」」」

・→←･

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す