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莉犬side
俺はトイレに行ってくるという口実を使い、今支払いをしている。
店員「2点ですので、1800円になります!」
莉犬「これ使えますか?」
店員「はい、つかえますよ」
店員「割引して、千円になります!」
この間、弟に貰った割引券を差し出す。
弟は俺の恋を応援してくれている唯一の人。
すとぷりメンバーは、みんなライバルだ。
ま、好きだけどね。
店員「ちょうどお預借りします」
店員「ありがとうございました! 」
俺は、会計を済ませAくんのいる席へとかけて行った。
莉犬「Aくん!待った?ごめんね!」
『ううん、大丈夫!』
とふにゃっと可愛く笑うAくん。
莉犬「じゃ、帰ろ!」
と俺が言うと、
『うん!』
ニコッと笑い返してくれる。
そしてレジに着く。
俺はそのままスルーして店のドアを開ける。
『え、あ、り、莉犬…?』
お会計いいの?と聞いてくるAくん。
莉犬「うん、大丈夫!」
店員「はい、先程頂きましたので」
『え?』
莉犬「ほら、行くよー」
『あ、うん!』
ドアを出て、道を歩く。
『莉犬お金…』
莉犬「いらないよー、奢り!」
俺はニコッと笑う。
『でも年下に奢らせるなんて…』
と財布を出してくる。
莉犬「いいってばー!」
もー、と少し怒り気味に言う。
『え、でも…!』
莉犬「あ、じゃあプリクラ撮ろ!」
『へ?』
ポカンとした顔をするAくん。
そんな姿も可愛いなぁと思う。
『そんなことでいいの?』
莉犬「うん!200円ずつで割り勘!」
それでいい?と聞くと、満足そうに頷くAくん。
そして2人でゲーセンまで歩く。
賑やかな通りまで出て、ゲーセンへ向かう。
莉犬「よし、コスプリ撮ろ?」
『こ、コスプリ?!』
俺は無茶振りをお願いしてみる。
Aくんは顔を真っ赤にして慌てている。
莉犬「ほら、行こ!」
グイグイと腕を引っ張って、コスプリコーナーへ。
でもそこは、女性無しの入場が禁止されていて。
莉犬「んー、どうしようか…」
『ふ、普通のプリなら男子同士でも行けるよ…?』
どうしてもコスプリを嫌がるAくん。
莉犬「そうだ、Aくん童顔でロリボとか得意だからそれで入ろ!」
今だけAちゃんね?とクスクス笑って言う。
『そ、それは…!!』
ボッと顔を真っ赤に染めるAくん。
莉犬「いいでしょ!ね?」
俺はお得意のおねだりを使った。
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ゆーな(プロフ) - ikupon420さん» すみません!指摘ありがとうございます!申し訳ないです! (2019年9月30日 14時) (レス) id: 97c5e5edf2 (このIDを非表示/違反報告)
ikupon420(プロフ) - ページ35のこの夏が飽和するとありますがあの夏が飽和するなのでは? (2019年9月30日 8時) (レス) id: aaf658e84f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - るーさん» ありがとうございます!やはり、そうなんですかね。。。貴重な意見、ありがとうございます。 (2019年8月7日 2時) (レス) id: 97c5e5edf2 (このIDを非表示/違反報告)
るー - 3センチ差だと自分自身の頭を撫でるのと変わらないので、簡単に撫でられると思います (2019年8月5日 13時) (レス) id: a41f91c9d3 (このIDを非表示/違反報告)
るー - とても面白いです!ただ、♯デートのとこの身長3センチ差で背伸びして頭を撫でる、というのはおかしいかと。 (2019年8月5日 13時) (レス) id: a41f91c9d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーな | 作成日時:2019年4月20日 21時