〈感性不一致〉 ページ45
茂みの中に居た人物は、まるで降参をするかの様に両手を上げ、此方に向かって来た。
私の方に向かって来たのは間違い無く人間で、大人の女性だった。
低い声からは考えられない様な身長に体格。
「ごめんごめんってぇ〜ww出て来たから許してくれるでしょ？」
『安全が確認出来たらですが。』
女性はカラカラと喉で笑い、私を馬鹿にする。
「そんなに畏まっちゃってどうしたの？？面白すぎるんですけどww
ってかもう私が誰だが分かってるでしょ？？」
誰。
私にとって、その人は知らない人である。
旧友に彼女の様な顔は居なかった筈だ。
D国の幹部にも、この様な小柄の女性は居ない。
だとしたら。
彼女は誰で。私の何なのか。
『大変申し訳御座いません。私は貴方様の事を認知しておりません。』
私がそう言うと、彼女は一瞬驚いた様な表情をしたと思えば、直ぐに元の締まりのない顔に戻った。
「え？マジ？？ホントに言ってんの？？」
「あちゃー,,,。
出てきた時期が悪かったかなぁ,,,？」
『結局、貴方様は何処の誰なのでしょうか。』
「あー。もうそれ聞いちゃうの？もうちょっと待たない？」
『情報は早め早めが良いですから。』
私がそう言った後、彼女はフッと笑い話した。
kya「私の名前はキャス・ツヴァイよ。しっかりとそのカスみたいな脳に記憶しておくことね。」
キャス・ツヴァイ,,,。
聞いたことがあると言えばあるし、無いと言えば無い。
『で、誰ですか。』
もう少し深く掘ってみるのも策だと思う。
kya「えー,,,。やっぱり私の親父殺したヤツは可笑しい人。」
彼女の父親,,,。
私が殺した人間,,,。
,
シャル・ツヴァイ,,,,。
『総統サマ,,,。』
kya「流石に二カ月とちょい前の記憶はあるんだね。」
総統サマの娘が私の目の前に居るという事は、私に復讐をしに来たとしか考えられない。
肩の痛みが鮮明になって来た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 272人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「wrwrd」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウパーくん - 投稿お久しぶりで誤差います。本当に投稿ありがとう誤差います。投稿頑張ってください！ (2022年12月11日 22時) (
レス) id: a71b74aaab (このIDを非表示/違反報告)
汝(プロフ) - 不可能を変える事は不可能 (2022年10月26日 22時) (レス) id: 5397191c29 (このIDを非表示/違反報告)
しろいろ(プロフ) - 夢主さんもリーさんもw r w r dの方々も皆んな生き生きしていて本当に凄いと思います！これからも更新頑張って下さい！ (2022年10月8日 11時) (レス) @page27 id: b9b687ffb7 (このIDを非表示/違反報告)
集団指導者推し🖤 - え､､､好き🖤。皆んなのキャラがしっかりと出ている‼︎ (2022年9月21日 22時) (レス) id: 5397191c29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：汝 | 作者ホームページ：https://twitter.com/shoppi_su
作成日時：2022年9月19日 20時
