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部屋は窓が開いていない為、風は通ることが無い筈だが、何故か心地よく感じる。

あれ程甘く感じた匂いも、優しい匂いに感じる。

ただの椅子だった筈が柔らかい、ふわふわとした椅子に感じる。


意識は何処か遠くに行きそうな所で抑えている。


os 「どうしたん?眠そうやで?」

『いえ、大丈夫です。』


そんな私を目敏く見つけたヴェラ様は、私にそう問いてきた。


os「ホンマに?別に寝てもええねんで?」

『わざわざこの様な場を頂いたのにも関わらず、潰してしまうのは勿体無いでしょう。』

os「そんな事言って貰えて嬉しいわぁ,,,。

でも、眠かったら別に俺は気にせぇへんから、寝てもええんやで。」


ヴェラ様は妖美な笑みを浮かべてそう言った。



私はヴェラ様が何かを企んでいると思った。



此処まで私を寝させようとしている点。

人には見せられない様な笑みを浮かべている点。



頭の良い()ヴェラ様は他にも小さな点で不審感を募らせているのだろうが、私にはこの2点しか分からなかった。


『そうですか。では、寝ましょうかね。』


私はヴェラ様にカマをかけてみることにした。


os「それがええと思うで。」


私は無礼にも机に腕と頭を付け、寝るフリをした。

規則的に肩を動かせば終わりだ。


os「ホンマに寝たん?凄いヤツやなぁ,,,。」


ヴェラ様は私の近くにあったカップを移動させた。


os「よいしょっと,,,。」


私の肩に軽く触れ。寝ているかどうかを確かめた。


暫く撫でたり叩いたりしていると、騙せたのか彼は手を離す。


私はその間も強い睡魔に耐えていた。




os「寝てる様やな。よし、始めるめぅ!」




ヴェラ様は私の体を椅子から下ろし、軽々と持ち上げた。



私はその行動に驚くことしか出来なかった。



逃げようにも、体が睡魔によって怠くて動けない。



生命と貞操の危機を久しぶりに感じた。



os「お人形さんみたいでかわええなぁ,,,,。」







※次回、もしかしたら閲覧注意。

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作品ジャンル:恋愛
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ウパーくん - 投稿お久しぶりで誤差います。本当に投稿ありがとう誤差います。投稿頑張ってください! (2022年12月11日 22時) (レス) id: a71b74aaab (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 不可能を変える事は不可能 (2022年10月26日 22時) (レス) id: 5397191c29 (このIDを非表示/違反報告)
しろいろ(プロフ) - 夢主さんもリーさんもw r w r dの方々も皆んな生き生きしていて本当に凄いと思います!これからも更新頑張って下さい! (2022年10月8日 11時) (レス) @page27 id: b9b687ffb7 (このIDを非表示/違反報告)
集団指導者推し🖤 - え、、、好き🖤。皆んなのキャラがしっかりと出ている‼︎ (2022年9月21日 22時) (レス) id: 5397191c29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:https://twitter.com/shoppi_su  
作成日時:2022年9月19日 20時

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