<騙され騙す。> ページ39
戻りましてyou_side
総統陛下様に外交補佐になる許可を得て、数分。
総統室内には微妙な空気が流れていた。
嫌。微妙というより「異様」だろうか。
ある者は、飛び跳ねて喜び。
ある者は、フードを深く被り顔を見えないようにしたり。
ある者は、気味悪く笑って居る。
常人且つ凡人な私にとっては不思議過ぎる光景だ。
gr「ハーハート。お前の事を気に入った。歓迎してやろう。」
気味悪く笑って居た総統陛下様が突然その様な事を言い出す。
『気に入って頂けるなんて、光栄です。』
私は愛想笑いを浮かべる。
gr「だが、俺以外の奴らはまだ歓迎してくれへんかもな。」
俺以外。要するに他の幹部様や兵士の皆様の事だろう。
『私は歓迎してもらうより、少量の信用と多少の地位が欲しいですね。』
gr「まぁ、精々頑張るんだな。
此処の幹部は一癖、いや二癖はあるからな。」
『承知の上です。』
私はちらりとヴェラ様とボンベ様を見る。
os「コレ俺らヤバい奴やって遠回しに言われとるよな。」
zm「オスマンに関してはホンマやな。」
os「めぅ」
zm「ッすいませんした!」
ヴェラ様の[めぅ]に少しばかりの恐怖を覚える。
gr「部屋は使用人に用意をさせる。服などは,,,,」
『此方の服を着させて頂きます。』
私の手には、真っ赤に染まった外交服があった。
流石に血塗れで街中を歩く気にはなれなかった。
gr「それでいいのか?お前は今日から「此処」の人間だゾ?」
『貴方と私たちの唯一の線引きでしょうか。
ですが、軍服は支給させて下さい。手持ちが御座いませんので。』
gr「分かった。
此処からはオスマンかゾムと城内を見て周ると良い。その間に部屋を用意しておく。」
『大変有難う御座います。』
私は彼にお手本の様な礼をした。
zm「っじゃ俺行くわ〜!!」
os「俺も行くめぅ!!」
『どちらでも大丈夫ですよ。』
両手に花束,,,,,とはこの事を言うのだろうか。
私には勿体無いな。
os「じゃんけんで勝負や!!」
zm「望む所や!!」
_ _ _ _ _ _
zm「っしゃ!!!」
勝者はボンベ様らしいです。
os「何でやぁ,,,,」
zm「っじゃ行くで!!」
私はボンベ様に強めに腕を引かれ、総統室を後にした。
os「A様を怪我させたら許さないめぅ。」
と聞こえた気がしたが、気のせいだろう。嫌気のせいじゃないですね。中指が見えます。
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青酸カリになったもち。 - うわーーー!!!続編ですね!!待ってます!!ウェヘヘヘッヘ…tnさぁん…いい性格ですねぇ…sypさんも…ヤンデレ…最高ですねぇ…ありがとうございますぅ…これからも体調に気をつけて頑張ってくださいね(*´∇`*) (2022年8月29日 2時) (レス) @page50 id: 28dab282bb (このIDを非表示/違反報告)
若草 翠(プロフ) - shpヤンデレルート、、、、!最高かよ、、、、! (2022年8月28日 18時) (レス) @page47 id: bb83475977 (このIDを非表示/違反報告)
ハーハート - 理性のある限り譲らない。 (2022年8月24日 19時) (レス) @page24 id: c689c7f624 (このIDを非表示/違反報告)
ハーハート - 喉から手が出る程欲しい。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: c689c7f624 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汝 | 作者ホームページ:http://nanzi
作成日時:2022年8月13日 12時