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ボンベ様に着いて生き、城の外に出る。
『道案内、有難う御座いました。』
私がそう言い、彼に頭を下げる。
zm「嫌?全然ええで?」
彼は手を頭の横で振る。
『で。これからボンベ様はどうなさいますか。』
zm「ん?俺?うーん。俺は別になぁ,,,。Aはどうするん?」
『私ですか。私は、取り敢えず数日間は我々国の宿屋で住まわせて頂き、そこで就職先を決めようと思っています。』
zm「へー我々国に来るんや。」
『此処に居たら足が付いてしまう可能性があるので。』
zm「ほーん。そか。」
ボンベ様は何か考えて居るかのように返す。
『では、此処で失礼させて頂きますね。』
私は彼に軽く礼をして、彼に背を向ける。
zm「待って。」
私の手首が強めに捕まれる。
『どうしましたか。』
彼の方を向き、彼に問う。
zm「俺の所に来い。」
『それは、[我々国に来い]という事でしょうか。』
zm「,,,そうや。」
ボンベ様はパーカーを深く被り、下を向きながらそう言う。
zm「俺,,,,お前と居たい。」
『告白みたいですね。』
私がそう言うと、彼は私の腕を強めに叩く。
zm「ば、馬鹿ぁ,,,!!そんなんや無いわッ!!」
『おっと。それは申し訳御座いません。』
zm「と、取り敢えず,,,俺に着いて来い。」
彼は落ち着きを取り戻し、私に向かう。
私を見るペリドットの様な瞳が軽く揺れる。
『私,,,私に,,,,我々国で居場所があるんでしょうか。それだけが心配です。』
zm「無くても俺が作る。」
そう言いボンベ様は私の手を引いた。
『任務達成ですね。』
zm「思わぬ幸運ってこの事言うんやなぁ。」
『違うと思いますよ。』
zm「俺にとってはコレや。」
そうですか。と軽く彼に返す。
彼と繋がれた左手に、久しぶりの温もりを感じた。
人と居るのも、意外に良い物だと実感した瞬間だった。
ヴェラ様。
貴方のお友達。
凄いですね。
流石です。
尊敬いたします。
.
私は彼と繋がれている左手に少しばかり力を入れた。
<仲間を求めて> gr_side→←<欲望に忠実> zm_side
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青酸カリになったもち。 - うわーーー!!!続編ですね!!待ってます!!ウェヘヘヘッヘ…tnさぁん…いい性格ですねぇ…sypさんも…ヤンデレ…最高ですねぇ…ありがとうございますぅ…これからも体調に気をつけて頑張ってくださいね(*´∇`*) (2022年8月29日 2時) (レス) @page50 id: 28dab282bb (このIDを非表示/違反報告)
若草 翠(プロフ) - shpヤンデレルート、、、、!最高かよ、、、、! (2022年8月28日 18時) (レス) @page47 id: bb83475977 (このIDを非表示/違反報告)
ハーハート - 理性のある限り譲らない。 (2022年8月24日 19時) (レス) @page24 id: c689c7f624 (このIDを非表示/違反報告)
ハーハート - 喉から手が出る程欲しい。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: c689c7f624 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汝 | 作者ホームページ:http://nanzi
作成日時:2022年8月13日 12時