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ボンベ様は再度ダクトに登り、姿を見えなくする。
『はぁ,。静かにしていて下さいよ,,。』
私がそう言うと返事と言わんばかりに「フヒw」と笑い声が聞こえる。
重い扉を開け、廊下に出る。
丁度部屋に入ろうとしている幹部が見えるが、気にせず歩く。
先ずはこの国の大事な大事な訓練場に行く。
訓練場は4つに分かれており、2つは近距離用、1つは遠距離用、1つは複数競技用。
ボンベ様は近距離か暗殺の様な気がする。なので、近距離用に行く。
近距離訓練場では第一近距離部隊と第二近距離部隊が合同練習を行っている。
「お前の軍隊弱くね?」
「あぁ?おめぇー方が隙ばっかりでゴミみてぇな軍隊じゃねぇか。」
双方の隊長が喧嘩をしている。
何時もの事だ。
そもそも自分達の事で競うのではなく、自分たちの隊で競うなんて,,醜くてしょうがない。
『楽しそうですね。』
「ハ、ハーハート様,,。」
「く、訓練場に来られるなんて珍しいですね,,。」
『今日は少し御見学をと,,あ、是非、続けて貰って結構ですよ。』
「あ、い、いえ,,,。」
『,,,自分達の軍隊の精進に努めないのであれば、隊長を外すことも考えさせて頂きますからね。』
「ハァ?さっきから言わせてればよぉ,,勝手な事ばっか言いやがって,,おめぇみてぇなクソ外交官、隊長の俺らにとっちゃ虫けらにも満たねぇんだよ!!」
「お、俺は,,。」
『あら、私とやり合うおつもりで?』
「そうだよやってやろうじゃねぇかよ!!」
「や、止めといた方がいいよッ!!」
「おめぇもそんなへなへなしてっから馬鹿にされるんだよ!!」
友情モノみたいな茶番を長々としている彼等。
私は別に興味は無い。
所謂時間の無駄,,,だ。
『馬鹿に付き合う程の時間は無いものでして,,,この試合はまた今度。』
「あ?逃げんのかよ。」
『逃げる気は全くありませんよ。そちらは直ぐに戦えますか?10秒なら待てますけど。
まだそちらの方と茶番ごっこをされるのであれば、今日はお引き取りさせて頂きますが,,。』
「10秒後じゃなくて今から出来るよッ!!」
彼は私に大きく振りかぶり殴り掛かってくる。
『あら、随分と好戦的ですね。喜ばしい限りです。』
私はその拳を躱す。
自分の煽り癖にはほとほと愛想が尽きた。
本当に勘弁してほしい物である。
ボンベ様,,,貴方のせいですよ。
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汝より
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青酸カリになったもち。 - うわーーー!!!続編ですね!!待ってます!!ウェヘヘヘッヘ…tnさぁん…いい性格ですねぇ…sypさんも…ヤンデレ…最高ですねぇ…ありがとうございますぅ…これからも体調に気をつけて頑張ってくださいね(*´∇`*) (2022年8月29日 2時) (レス) @page50 id: 28dab282bb (このIDを非表示/違反報告)
若草 翠(プロフ) - shpヤンデレルート、、、、!最高かよ、、、、! (2022年8月28日 18時) (レス) @page47 id: bb83475977 (このIDを非表示/違反報告)
ハーハート - 理性のある限り譲らない。 (2022年8月24日 19時) (レス) @page24 id: c689c7f624 (このIDを非表示/違反報告)
ハーハート - 喉から手が出る程欲しい。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: c689c7f624 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汝 | 作者ホームページ:http://nanzi
作成日時:2022年8月13日 12時