<裏切者の足音> ページ11
ボンベ様の姿が見えなくなって数分。私は報告書に目を通していた。
昨日の報告書。
今の私には昨日の夜の記憶が曖昧になっている。
何故かは分かっている。が、敢えて言わなくても良いだろう。
数枚の書類を確認し終え、提出する為に席を立った。
軍服に袖を通し、書類を持つ。
zm「ん?どっか行くん?」
『ボンベ様,,,急に出てくるのは、心臓に悪いのでお止め下さい。』
zm「で?何処行くん?」
『書記長室に行きます。』
zm「ほーん。ダクトが繋がってれば着いてくわ。」
『無理に着いて来なくても大丈夫です。』
私がそう言うと、ボンベ様はクスリと笑いダクトに戻って行った。
無駄に重い扉を開け、コツコツと足音を鳴らしながら書記長室に行く。
途中途中、サボっている兵士を見たが、私を見ると一目散に逃げて行った。
そこまで私の顔は怖いか?
見た幹部の数が3人を超えた頃、私は書記長室に着いた。
扉を三回叩き、部屋に入る。
『失礼します。ハーハートです。』
syk「ん。ご苦労。書類だね?そこに置いてくれ。」
私は書記長の言った所に書類を置く。
私がそそくさと書記長室から出ようとすると、書記長に止められる。
syk「ちょっと待ってくれないか?ハーハート君。」
『はい。如何致しましょうか。』
syk「少しだけ話したい事があってな,,。」
『分かりました。』
私は近くにあって椅子に座り、彼の話に耳を傾ける。
syk「最近、幹部か兵士にスパイが居るのではないかという情報が出回って居てな,,,,何か知らないか?」
『スパイですか,,。』
syk「俺も疑いたくは無いが、そういう噂が出回ってしまうと此方としても如何にかしなくてはいけなくてね,,。」
『憶測ですが、先程城内をうろついている兵士の方がいらっしゃったのでそちらの方々かと,,,。』
この様な場面では、適当な事を言っておくのが一番良い。
安全に生きる為の一つの策だ。
syk「ほう,,,有益な情報を有難う。此方でももう少し調べさせて貰うよ。」
『では、失礼します。』
私は書記長に一礼し、書記長室から出た。
ボンベ様と普通に話している私も、スパイに疑われかねないので気を付けよう。
zm「フヒw。」
『廊下では静かにしていて下さい。』
この方は,,,難しそうです。
私の安泰な生活が,,,。
_____________
お気に入り100人有難う御座います。
今後とも御贔屓に。
汝より。
追記.総合順位6位有難う御座います。是非、コメントなども宜しくお願い致します
386人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青酸カリになったもち。 - うわーーー!!!続編ですね!!待ってます!!ウェヘヘヘッヘ…tnさぁん…いい性格ですねぇ…sypさんも…ヤンデレ…最高ですねぇ…ありがとうございますぅ…これからも体調に気をつけて頑張ってくださいね(*´∇`*) (2022年8月29日 2時) (レス) @page50 id: 28dab282bb (このIDを非表示/違反報告)
若草 翠(プロフ) - shpヤンデレルート、、、、!最高かよ、、、、! (2022年8月28日 18時) (レス) @page47 id: bb83475977 (このIDを非表示/違反報告)
ハーハート - 理性のある限り譲らない。 (2022年8月24日 19時) (レス) @page24 id: c689c7f624 (このIDを非表示/違反報告)
ハーハート - 喉から手が出る程欲しい。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: c689c7f624 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:汝 | 作者ホームページ:http://nanzi
作成日時:2022年8月13日 12時