青の小説は。 ページ4
くぁあ。
ショッピは欠伸を噛み殺しながら基地の廊下を見回っていた。
最近、この軍に入ったショッピは今日が初の一人の夜勤だった。
今までは誰か先輩の幹部とツーマンセルで夜勤が入っていたため、一人で歩く基地の廊下は広くて少し心細い。
「あ、えっと。」
迷わないようにと参謀官であり自分の一つ前にここに来たエーミールから渡された地図を数少ない廊下にある光源で照らして開く。
あと見回っていないのは医務室だけのようで部屋に戻って寝れることに心なしか早足になる。
「あれ？」
医務室の扉から灯りが漏れ出していた。
基地内の電気は夜間は廊下と自室内の最低限しかつけてはいけないはずだ、それは急患や戦争中でもない限り医務室にも適用される。
ショッピは訝しがりながら医務室の扉をノックした。
「は〜い。って、あれショッピ君？どうしたの？」
間延びした返事とともに扉を開けたのは医務室長のしんぺい神だった。
「あ、いや。電気がついてたんで。」
「あ〜。ごめんごめん。中々寝付けなかったからカルテまとめてただけ。少ししたら寝るよ。」
「ふぁい。わかりました。」
眠くなってきたのかショッピの口調は覚束ない。
「ふふっ。ちょっと休んでく？」
しんぺい神が優しく手を引くとショッピはふわふわと連れられてソファーに腰かけた。
「はい。どうぞ。」
しんぺい神がホットミルクを差し出しながら横に座ると、コクリと飲んだミルクが飲み切れず顎まで伝う。
その、扇情的な子供のような行動にしんぺい神の加虐心が疼く。
しんぺい神はなかば本能的に同僚の後輩の唇を奪った。
「ぅん！？」
驚いたように、見開かれる葡萄酒色の瞳。
「はぅ…うぅんっ。はふっ。ぁっ、っう。」
息が続かなくなってきた頃に、小さな口の先を舌でツンツンとノックする。
「あっぁ！？ぁふっうっ、ゃあ、ぅぅ。」
耳が脳が神経が背徳的な水音に支配される。
口を放し、ぷつりと銀の糸が切れる。
「あ。」
しんぺい神が覗き込んだ柔らかな栗毛の間から覗く瞳には危険な期待が宿っている。
「しんぺい神さん。………もっとください。」
「(あっ、やばいかも。)」
………
……
…
「「(無言の悶え)」」
「えっ、とんち？エミさん？大丈夫？」
「大先生、神か。」
「はわわわ。」
「待って、とんち待って。揺さぶらないで死んじゃう。エミさんペンギン潰れてるかｒ((」
to be continue...
小説を読んだ二人の感想は？
文字数足りなかったので続きます。m(__)m
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文章 - すきすきすきすきすきすきすきすいすきすき (2020年11月8日 2時) (
レス) id: 653131f7b0 (このIDを非表示/違反報告)
しとちゃん(プロフ) - こういうの好きなんだよなぁーー！！！でも少ないんだよぉおーー！！！ (2020年5月31日 0時) (レス) id: 8c5e5fbcb6 (このIDを非表示/違反報告)
鮭 - まあ自分のは書かないわな,,, (2020年5月16日 15時) (レス) id: 7cccfd6a08 (このIDを非表示/違反報告)
もふまる - あぁぁぁぁぁ！！もう、大っ好きです！！！！！これからも更新頑張ってください！！！！！待ってます！！ (2019年4月4日 22時) (レス) id: a4497d9ada (このIDを非表示/違反報告)
引き猫(プロフ) - まいへ。すさん» 読んで下さって。ありがとうございます！更新頑張ります。(´･ω･) (2018年10月17日 17時) (レス) id: 74ab081995 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：引き猫 | 作成日時：2018年5月9日 6時
