C'est la vie. (ページ22)

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紫 side

部屋に入ってきた時と同じようにバタバタと出ていった中間さん。

自由に使っていいと言われてたスマホを手に取る。

日付を確認すると、最後に記憶のある時から2,３週間くらい経ってて。

これはかなり迷惑をかけたかもしれん。

ピコンと通知音がなって、通知を確認すると、中間さんから。

俺から見ても忙しそうやったのに、律儀に2,3週間の間にあったことが送られてきてて。

…………あー、ほんまにやってもうてる。

それ以外にも必要なことが色々と届いてて。

とりあえず今自分に出来ることがあれば全部やろうと決める。

濵「…………ここ、どこなんやろう」

スマホで調べると、家から近くて。

歩いて帰れる距離や。

中『鍵、置いておくんで出かける時使ってください。靴もサイズ感合うかわかんないですけど、使ってください』

家を出る間際に中間さんがそう言ってることを思い出す。

濵『家が近いので、1度必要なものを取りに帰ります。直ぐに戻ります』

そう、中間さんにメッセージを送る。

スマホは持っていこうか迷ったけど、何かあった時に中間さんと連絡が取れないと困るやろうから持っていくことに。

ここの場所と、部屋番号も覚えとかな。

ある程度歩いていくと、見覚えのある景色が見えてくる。

ほんまに近いな。

必要なものを持って、中間さんの家に戻る。

ただじっとしている訳には行かないから、自分でも出来そうなことを探す。

人を待つのは久しぶりで、結構ソワソワしてまう。