C'est la vie. (ページ14)

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その文字に、一つ線を引かせてページ14

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赤さん × 紫さん

リアル設定
デビュー前のお話
※グループ外の方のお名前出ます

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紫 side

重「何してるんですか？！」

グッと体が後ろに引っ張られて驚いて振り向くと、少し怒ったような顔をしたしげと目が合った。

まだ廊下が続いてると思ってた先は階段で、いつの間にここまで歩いてきたのかとびっくり。

濵「ボーっとしてたわ、ほらリハ始まるやろ。戻りい」

でもっ
そう言いたげなしげの背中を押す。

不満そうな顔をしてまだ何か言いたげやけど、

神「しげ、リハ始まるで」

その神ちゃんの一言で、しぶしぶスタジオに戻っていく。

助かったわ。

「ほら、濵ちゃんも戻るで」

人のこと言えへんやろ、なんてどこから見てたんか文ちゃんに声をかけられて苦笑いする。

濵ちゃんセンターやねんからしっかりしてやあなんて。

こういう時あいつならどう声をかけてくれたんやろなんて、ふと出てきた顔を頭を振って消す。

スタジオに戻るとB.A.D.の2人も戻ってきてて、流れの打ち合わせ中。

濵「さあ、気合い入れていきますか」

なんてその輪に飛び込む。

弟組の方から感じる目線は黙殺する。
いつもの事、大丈夫、行ける。

気にせず、リハに集中するといつの間にか感じなくなった視線。

あの日以降、俺を心配する視線は増えて。

明らかに心配してますって顔をした淳太と照史が目の前に立ってたこと、

弟組がどう話しかけようか、なんて躊躇しながらも心配してくれてたことも知ってる。

それでも無理やり、大丈夫やからと言い続け、俺を心配する視線が日ごとに減ることに安心した。