検索窓
今日:28 hit、昨日:47 hit、合計:128,115 hit

ページ12

.





2人でわいわい言いながらも建築を進めてって、撮影終了。



いざ撮影が始まれば手首を気にしてる暇もなく、ガンガンプレイしてたからなんか言われるやろな。




「お疲れ様でしたー」



捕まると面倒やしと思いながらスタジオを後にする。
案の定使いすぎてたみたいで手首がズキズキと痛む。



湿布はぬるくなってて、貼りなおそうと新しいのを鞄から取り出す。




「痛いん?」



流星が戻ってくる前に何とか貼りなおそうとしたけど、間に合わんくて。
焦ってぐちゃぐちゃになった湿布を剥がす。



貸してと言われて湿布を渡すと、手首に綺麗に貼りなおされる。
そのまま元のように包帯も巻かれる。



「神ちゃん家行くから」



できれば忘れていて欲しかったことを言われて、困惑する。
今日何も用意してないで。コンビニ寄ったらええやん。服とかないし。時間あるし買いに行ける。
なんて、断る口実を次々に潰されていく。



あ、神ちゃん家行くって報告しとかな。そう言って目の前でグループメールに報告を入れられる。
完全に退路をふさがれて、これもうどうしようもないわ。





「神ちゃん家久々やな」
「ほんまに何もないで」




途中のコンビニで降ろしてもらって、インスタントのラーメンとかおにぎりとかを買い込む。
途中流星から、明日以降もほかのメンバーが来るかもなんて聞こえてきたけど絶対阻止せな。



左手を使わずに過ごそうとすると案外大変で、一つのことをするのにも時間がかかる。



流星も普段のマイペースさはどこへやら、いろいろお世話される。
普段と立場が逆転して変な感じ。



メンバーからの逐一連絡が来て、心配されて。
他のメンバーがおんなじことなったら、絶対にこのことやり返したろと心に決めた。

・→←白緑



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (154 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
410人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

詩彗(プロフ) - あかねさん» ありがとうございます。凄く嬉しいです…! (2023年4月25日 23時) (レス) id: 6a81644eb9 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - いつも楽しく読んでます! (2023年4月25日 8時) (レス) @page50 id: e4a60325cd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:詩彗 | 作成日時:2022年4月22日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。