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貴宏side ページ18

貴宏 「じゃあ、連れて行きたい場所があるんやけど二人で行かへん?」


Aちゃんが、本当に俺のユニフォームを着て来てくれたんがめっちゃ嬉しくて勢いに任せ誘ってみた。

A 「えっ…?」

貴宏 「少しでもええねん。少しだけ、Aちゃんの時間、俺に貸してくれへん?」


A 「あっ…うん。いいよ。」


天使みたいな可愛らしい笑顔で答えながらも、Aちゃんの視線の先は目の前におる俺やなくて、曜一朗くんの後ろ姿やった…。



そんな、愛しそうな顔で見るなや…。
曜一朗くんより、俺の方がずっとずっと好きやで?
お願いやから、俺だけ見といて。


貴宏 「ほな、行こ。」


辛すぎる現実から目を背けたくて、Aちゃんの手をとり俺の車に向かう。


ごめん…。曜一朗くん、Aちゃんだけは渡さへん。
絶対に、この手を離したりはせえへん。


突然すぎる俺の行動に驚いとったAちゃんやけど、そんなことも無視して俺は練習場を後にした。


***


A 「行きたい所って、どこ?」

Aちゃんを助手席に座らせ、エンジンをかける。

貴宏 「それは、着いてからのお楽しみや(笑)」

A 「ヒントゎ?」

貴宏 「んー。綺麗なとこ(笑)」



数年前に見つけた俺のお気に入りの場所。
海やねんけど、この時間帯に行くとめっちゃ綺麗。せやから、好きな人が出来たら一緒に来たいって思っとった。



隣を見れば、そこには俺の大好きな人がおる。
例え、この時間が永遠に続かなくても幸せやって感じるんはホンマに好きやから。
ホンマに誰にも渡したくないねん。





…けど、俺の気持ちとは裏腹にAちゃんは曜一朗くんに惹かれとる。
そんなこと…、初めから気づいとったよ。


あの日、初めてAちゃんに逢って恋をした。
一目惚れって、あるんやって感じた。
もっと知りたいと思ったし、もっと近くにおって抱きしめたいって思った。


せやのに、俺が一目惚れして本気で守りたいって思った君は他の人を好きでおる人やった。
俺が勝ちたくても、勝てへん相手やった…。


それでも、好きやで?
Aちゃんが曜一朗くんのことを好きでおっても俺はAちゃんが好きや。


A 「ねー、タカ?私、約束ちゃんと守ったでしょ?(笑)」



ほら…。そうやって、俺を虜にしてくんやもん。手放せる訳ないやんか…。

近づく距離→←曜一朗side



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mia(プロフ) - くなさん» コメントありがとうございます(*´`) 読んでくれて嬉しいです。更新するので、待っててください~(^-^)/ (2014年1月10日 22時) (レス) id: ef9ddb51bf (このIDを非表示/違反報告)
くな - 更新をお願いします (2014年1月10日 21時) (レス) id: b3791e53b0 (このIDを非表示/違反報告)
chobi_* - miaさん» めっちゃ、これからが楽しみです!毎日見に来るようにします!更新頑張ってください(^_^)☆ (2013年10月29日 23時) (レス) id: 6ea1b5a5ce (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - chobi_*さん» コメント、ありがとうございます!! 『君 のそばで』とは、違う曜ちゃんが書きたかったので 、作っちゃいました(笑) これから、頑張るので 読んで頂けると嬉しいです!! (2013年10月29日 23時) (レス) id: 2b31d1b0ea (このIDを非表示/違反報告)
chobi_* - はじめまして!これからどんどん面白くなっていきそうですね( ´ ▽ ` )ノ更新頑張ってください! (2013年10月29日 22時) (レス) id: 6ea1b5a5ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mia | 作成日時:2013年10月29日 22時

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