Love potion

貴宏side ページ11

貴宏 「なぁー。曜一朗くん、遅ない?」

螢 「んー。そうか?こんなもんやろ?」


そうなんやろか? まぁ、螢が言うんやからそうなんかもな。

螢 「おっ!!噂の曜一朗君からメール来たで〜(笑)」


なんて、言いながら携帯に夢中の螢。

貴宏 「で、なんやって?」

曜一朗くんの為の食事会やのに、当の本人が居らんってどーなん??

螢 「えっ!! マジ！？」

急に、大声出すなやー。そんでなくても、一目惚れした子からゎ何の連絡もなく、何で俺が曜一朗くんに焼肉奢っとるのか分からなくなっとるんやから。

貴宏 「どうしたん? 帰っちゃったとか?」

螢 「ちゃうわ。じゃなくて……」

ガラｯ━━。

螢の話を遮って開かれた襖。

曜一朗くんかなって思って、顔をあげたら俺の一目惚れした子がおってん!!!!!!

な、何でやー!!／／／
俺、絶対に顔赤くなっとる!!!!


貴宏 「ほ、ほたる？俺は、頭がおかしくなったんかもしれん。」

螢 「落ち着けや(笑)曜一朗くーん。もう、ええんちゃう?」

螢が訳の分からんことを喋っとる。
そしたら、ひょこっと俺の好きな子の後ろから顔を出す曜一朗くん。

……テンパりすぎて、訳わからん。

A 「初めまして…。」

ニコッと微笑むなんて、反則やろー／／
ホンマ、可愛ええな。

曜 「感謝したやろ?(笑)俺、めっちゃええやつやん。」

螢 「唐突過ぎて、タカが固まっとる(笑)」


……やっぱ、さすがや。曜一朗くん、大好きや。←

貴宏 「えーっと……。俺の事、知っとる?」

A 「おうぎはらくん?」


やばｯ／／／
俺の名前、めっちゃカタコトやねんけどそれがまた可愛ええ。

螢 「まぁ、立ってないで一旦座ろ。」


螢の提案により、座ることになった……………んはええけど、何で曜一朗くんの隣に座るん！？

し·か·も!!!!!!

曜 「A、さっき教えた名前覚えとる?この、金髪の人が山口螢で隣に居るカッコええ奴が扇原貴宏な?」

A 「覚えてるよ。山口選手ゎ、曜と仲いいんでしょ?」

曜 「知っとるん?」

A 「少しね…／／」

……何で、こんなに仲いいん?
はたから見たら、お似合いのカップルに見えてくんねんけど!!
名前呼びは、アカンやろ………。

A 「あのー。皆さんの事、なんて呼べば良いですか?」

螢 「何でもええですよー。曜一朗くんの事は何て呼んでるん?」

…螢のアホ…。何度も、『曜』って呼ぶとこ聞きたないのに。

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