鱧とシウマイとパイ

2話 ページ4

近畿

大阪｢もう一度いってみいや！」

奈良｢どういう事ですか！埼玉さん！」

京都｢そうですよ！」

和歌山｢納得行かへんわ！」

埼玉｢関東より熱気が凄いですねまあいいでしょう。もう一度だけ説明します。」

埼玉は大阪を見ながら口を開いた。
埼玉｢我々関東は全国統一するつもりです。その際、貴方がたを倒すのははっきり言って容易くは無い。ですので我々の配下となって頂く事で貴方がたに危害を加えません。これが全容です。」

埼玉は顔色を変えずに淡々と述べた。
埼玉｢あ、勿論タダでとは言いませんよ？それなりの報酬は貴方がたの行動によって出すつもりです。」

暫しの沈黙。
和歌山｢で、その報酬とは一体なんけ」

奈良｢和歌山相手に乗るんやない！｣

そこへなだめるように大阪が口を開いた。
大阪｢まぁ聞いてみようやないか｣

三人の会話の後、埼玉はやはり顔色のひとつも変えずに口を開いた。
埼玉｢1人参加につき好きな中部の土地をあげますよ。まぁ早い者勝ちですね。｣

埼玉はそう言うと再び口を閉じた。
京都｢まって、中部はあんたらの支配下でも無いでしょう。どうやって取れるんですか？｣

埼玉｢力ずくで奪えばいい話です。簡単な事じゃないですか。それに中部には東京都さんの指示で関東から1人交渉に行ってます。まぁ誰が行ってるかとかは秘密ですけどね。｣

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