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気まずい中沈黙を破ったのは重岡くんだった。

重「……Aさ、、悩みとかある、？」

『へ？別にないよ？』

重「そのさ、顔の傷、転んでできるもんちゃうよな…？」

そんなこと言われると、どう返事をしたらいいのかわからなくなる、

重「俺、相談乗るで？」

そんなこと言われたって、言えるわけない。

どうせ重岡くんも、この事を聞いたら離れていく。

『別に、何もない。重岡くんに話すことはない、』

重「ちょっとさ、公園よらへん？」

『…うん、』

重岡くんとさっきであった公園のベンチに座って

重「Aの力になりたい」

そんな事を言ってきた。

私の力になりたいって何？

私たちの力でどうすることも出来ないことなんだよ…

『重岡くんに話すことないって言ってるじゃん、どうせ話したって同情する、あぁ、可哀想な子だって、私を嫌いになる。』

重「ならへん。嫌いになんてならへん」

『なんでそんなこと言い切れるの』

重「じゃ俺の話するな、これを聞いたからってなんだよってなるかもやけど」

『…うん』

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