仕事 その3 続き ページ6
｢アタシもエックスを襲った赤いスーツの一団のことを聞いてみたい｣
ワイが言う｡
泣いていたサナやティエルノも同行することに。
しかし、ずっと座ったままのエックス｡
ワイが話しかける
｢キミには聞くまでもないわ。エックス、わかるよね｡敵はキミの腕のリングを狙ってた…｡キミも当事者よ｣
｢家も吹っ飛ばされてこもる場所も失って、行くしかないでしょ｣
ずっと黙っているエックス｡するとワイがエックスに近づいて…
｢いつまでパジャマ着てるのよ！｣
ガバッと脱がせた。
大きなくしゃみをするエックス
｢ミオ!!｣
｢はい、エックスの服｣
そう言ってミオがエックスに渡したのはエックス専用に作った服だった。
｢着替えて！｣
寒くて震えているエックス
着替えを急かしているワイ
それを見て笑っているサナ、トロバ、ティエルノ
またそれを見て苦笑いしているミオ
あっけないほどあっさりと変化してしまった日常…｡
でも、その中で変わらない、友達や、ポケモン達。
その日少年、少女達は自分達の故郷を出発したのだった。
ミオのメモ
アサメタウン←現在地
朝霧に ぬれる 花が 咲くことで
輝く 未来を 予感させる 田舎町
手持ち
2匹
｢あの服、ミオが仕立ててくれたんだよ｣
自分が着ている服をまじまじと見るエックス｡
｢……ありがと…ミオ｣
｢!!、どういたしまして、エックス｣
続く
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作者名：笹の葉夜空 | 作成日時：2022年1月29日 21時
