花言葉はいたずらに。

【cactus】 ページ8

河井「A？大丈夫か？」


ゆずるさんの声でハッと我に帰る。


『え…、あ、大丈夫です』



河井「えらいぼーっとしてたから、心配したで？

いつもならまだ酔わへんやろ」



『酔ってないですよ、考え事してただけです』



河井「ならええけど、



皆そろそろお開きにしよか？」





ゆずるさんが問い掛けると、皆頷いた。




水田「そうしよ、稲ちゃんもう一軒行かん？」


稲田「いいんですか〜！行きましょ〜」


秋山「俺も飲みたりひん！」


山名「秋山さん行くんやったら俺も…」


水田「山名は呼んでない」


山名「なんっでや！！」




河井「おいおいお開きの意味ないがな笑


A、送ったるで」



『ありがとうございます、ちょっとお手洗い行ってきます』



河井「待ってるわ」






わいわい騒いでるみなさんを横目に、部屋を後にする。


＿ ＿ ＿


水田「賢志郎は？」



川西「俺はええよ。」



河井「なんか賢志郎もぼーっとしてたけど、平気か？」



川西「平気や。ちょっと外の空気吸ってくるわ」

＿ ＿ ＿









トイレに行って戻ろうとすると、前から歩いてくる男性の姿。







『…賢志郎』

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