遭遇 ページ14
「……お前が継体Aか？」
突如目の前に現れた謎の男の顔と距離をとる。掌を模したようなマスクをつけており、痩せ型と髪の色意外と口調がない。
誰だ？何が目的？人数は？ここはどこだ？
頭を整理してやっと気づく。
彼らが私の前に現れたのでは無い。私が、ここに連れてこられたんだ。
瞬時にネットワークにアクセスしGPSでここがどこか探ったが虚しくエラーの表示が私の脳を埋めた。
「残念ながら、ここではネットワークにアクセスすることは出来ませんよ継体A」
私の周りにあった霧が一点に集まり、人の形を模した。
エラー音は警報に変わり、インストールした個性で逃げようとする。
それを悟られたのか素早く拘束され、逃げる手段とタイミングを同時に失った。
「黒霧、例のやつ」
「はい」
黒霧と呼ばれた霧の男は目の前の掌男に何かを渡していた。
スマートホンケーブルに、延長アダプターに刺さったUSBメモリ……まさか
気づいた時には暴れることも、首筋を隠す時間も残されていなかった。
首裏の差し込み口に躊躇いなく刺されたケーブルを伝ってUSBのウイルスが私の体を内側から蝕む。
熱湯を直接流れているような激痛に襲われながら脳内のデーターが書き換えられていることに気づく。
記憶を含めたあらゆるフォルダが消されていった。
やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、やだやだやだやだやだやだ！！
涙でぐしゃぐしゃになった視界で必死に誰か、と手を伸ばす。
出久、かっちゃん、引子さん、光己さん、
次々に浮かぶ大事な人、やだ、やだよ忘れたくない。
「お、かぁさ……おと……さ、ん」
インストールしていた個性とヒーローのデーター。そして一部のデータ以外の全てを強制的に捨てさせられた私は次に目を覚ました時、一体、誰なんだろう。
餓鬼が動かなくなった。うるさく泣き叫んでいたからちょうどいいが……死んでないだろうな。
暫くすると変な音がして口だけが動き始める。
「本体デバイスを起動中……25%45%89%100%起動します」
黒霧が拘束を解く。
抵抗する素振りはない。気持ち悪いほど大人しい。
「……お加減はいかがですか。継体A」
「デバイス名を確認、対話を開始します。あなたは誰ですか」
「どうやら成功のようですね。あとはウイルスが彼女をヴィランとして育てるあげることでしょう」
「…手筈通り、こいつの家は燃やしておけ。もう必要ない」
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ダンガンロンパは推しを容易に作ってはいけない - すげえめっちゃ好きな感じの小説だあ (2021年8月23日 10時) (
レス) id: 06f475297c (このIDを非表示/違反報告)
ラヴィーチェ(プロフ) - はらさん» 申し訳ありません。私の不注意により不快な思いをさせたことを心からお詫び申し上げます。今後、このようなことが怒らないよう、最新の注意を払います。申し訳ありませんでした (2018年5月16日 8時) (レス) id: 037d8a50b7 (このIDを非表示/違反報告)
ラヴィーチェ(プロフ) - センターさん» 大変申し訳ありません！今すぐ外させていただきます。確認事項を怠った私の責任です。大変申し訳ありませんでした。 (2018年5月16日 8時) (レス) id: 037d8a50b7 (このIDを非表示/違反報告)
センター - 禁止事項とか書いてるくせにオリフラ外し忘れって…そんな事も確認しないで禁止事項とか書かれてもね。 (2018年5月16日 7時) (レス) id: 734660d926 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年5月16日 6時) (レス) id: b28799338a (このIDを非表示/違反報告)
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