何処か ページ11
「こいつが三年前の夫婦惨殺事件の犯人だって？ただの冴えねぇ餓鬼だろうが」
男のボロボロの手には幸せそうに笑う少女の写真がヒラヒラとつままれている。
男はそれを忌々しそうに睨みつけてからカウンターの向こうへ投げ捨てた。どこからともなく伸びてきた霧に写真は掴まり、スっとどこかへ消えてしまう。
「はい。[実行犯]だそうです」
霧は水の入ったコップを男へ差し出す。
男はソレに目もくれず、独り言のように話だした。
「実行犯…計画したヤツがいるのか」
霧が頷くように揺れると男は少し興味が出たのか肘を着いた。
「既に死んでいますが彼が抱えていた今の社会への不満は彼女の深層心理に根付ているようです。何者かによってそれはロックされているようですが…彼女は所詮人間の形をしたスマホ。ウイルスを入れてしまえばこちらに落ちるかと」
霧が手付かずのコップを下げると代わりに少女の資料が男の前に現れた。
それにはジッパー袋に入ったUSBメモリがクリップで後付けされている。
「あー…なるほど、ウイルス入りのUSBかぁ…先生はなんて言ってた？」
「好きにしろ…と」
「そうか…あぁ、楽しみにだなぁ…雄英高校の生徒がヴィラン連合に加わるんだ…ヒーロー科じゃないのが残念だが…ヒーロー科に落ちてヴィランになる…最ッ高だなぁ…黒霧ぃ！」
「はい。死柄木弔」
机の中の忘れ物がないかチェックして、リュックを背負おうとしたその時、僕は相澤先生に呼び止められた。
「緑谷。お前、放課後何か用事はあるか」
「特には…」
「ミッドナイトがお前に聞きたい事があるそうだ。悪いが帰る前に職員室へ行ってくれ」
「分かりました」
「失礼します。一年A組、緑谷出久です」
「あ、緑谷くん。こっちこっち」
「ミッドナイト先生。僕に話があるって…」
「ええ。緑谷君と爆豪君は、普通科の継体さんと小中同じ学校よね？」
「え、はい…そうですけど。もしかしてAに何か」
「何かあったわけじゃないの。継体さんが個性カウンセリングちゃんと受けたとかわかる？」
「えーっと、確かカウンセリングの日、風邪で受けられなくて外部で改めて受けたって言ってました。でも、そのあと直ぐに例の事件があったので……Aも当時のことほほとんど覚えて無いみたいで、結局本当に受けたかは僕もわからないです。かっちゃんはそもそも知ってるかどうか…」
「そう。教えてくれてありがとう」
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ダンガンロンパは推しを容易に作ってはいけない - すげえめっちゃ好きな感じの小説だあ (2021年8月23日 10時) (
レス) id: 06f475297c (このIDを非表示/違反報告)
ラヴィーチェ(プロフ) - はらさん» 申し訳ありません。私の不注意により不快な思いをさせたことを心からお詫び申し上げます。今後、このようなことが怒らないよう、最新の注意を払います。申し訳ありませんでした (2018年5月16日 8時) (レス) id: 037d8a50b7 (このIDを非表示/違反報告)
ラヴィーチェ(プロフ) - センターさん» 大変申し訳ありません！今すぐ外させていただきます。確認事項を怠った私の責任です。大変申し訳ありませんでした。 (2018年5月16日 8時) (レス) id: 037d8a50b7 (このIDを非表示/違反報告)
センター - 禁止事項とか書いてるくせにオリフラ外し忘れって…そんな事も確認しないで禁止事項とか書かれてもね。 (2018年5月16日 7時) (レス) id: 734660d926 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年5月16日 6時) (レス) id: b28799338a (このIDを非表示/違反報告)
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