白岩瑠姫 (ゆかさんリクエスト) ページ11
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今日学校で散々な目にあった。
先生の機嫌が悪かったから嫌な予感はしていたけれど
口答えのできない生徒にいつも理不尽に怒鳴り散らすんだ。
それがたまたま、今日はわたしだっただけ。たまたま。
黙って耐えて、嫌な顔せず受け止めて仲のいい友達の前
ではニコニコして。
��いつも笑顔だね、悩み事とかないでしょ？��
��いいね��って。
そんなわけない。わたしだって愚痴も弱音も吐きたい。
少しそんなことを思っただけですでに弱りきった心は
簡単に崩れて涙が溢れ出した。
負けを認めたみたいで泣きたくなんかなかったのに。
そんなとき、玄関のチャイムがなった。
こんなぐしゃぐしゃの顔で出るのは気が引けるけれど、
待たせるのも申し訳なく思い、玄関を開けた。
白岩「…危ないでしょ、確認せずに開けちゃ」
少し眉間に皺を寄せた瑠姫くんが立っていた。
『な、んで』
白岩「ん？なんとなくそろそろ俺が必要なんじゃないかと思って」
��入るよ��とわたしの手を取って部屋に入る。
彼に触れられた手が温かくて、でも苦しくて、さっき
無理やりとめた涙がまた溢れてきた。
白岩「どうした、」
優しい口調に溢れた涙は止まってくれなくて、
子供みたいに嗚咽混じりに泣きじゃくった
白岩「おーおー、泣きな泣きな」
『…っごめ、ん』
白岩「いいよ、全然」
『…ほんと、ごめん』
白岩「謝んないの」
そう言って正面からぎゅっと抱きしめてくれる。
お互い仕事や学校でなかなか会えなくて、でも一番会いたくて。
弱音ばかり吐いてしまいそうでなかなか連絡できなかった。
『ほんとは瑠姫くんに話、聞いてもらいたくて、』
白岩「うん」
『っ、でも言えなくて、』
白岩「うん」
『ごめんな、さい』
なんで謝るの〜って言ってくれるけど学校での謝る癖が
抜けてくれないの。
白岩「どんな時だって俺はAの味方だから。頑張らなくていいんだよ。泣いていいんだよ。でもひとつ約束。辛くなったら俺を呼ぶこと。Aが一人で泣いてるのは俺が耐えられないから」
いつでも、すぐに行く。10分以内に行くよ。って
白岩「約束してくれる？」
『…ん、する』
そう言うと優しく頭を撫でてくれる。だから嬉しくてまた涙がでた。
わたしこんなに泣き虫だったんだ。
今日はたくさん泣こう。泣いてもいいんだ。
弱音だって吐いてもいいんだ。
モヤモヤしていたものがすっと取れた気がした。
大好きな瑠姫くんはわたしのたった一人のヒーローだ。
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KIM MIN(プロフ) - 作者様、お元気なのでしょうか？？更新通知がくるのですがいつもどのページを更新されたのかわかりません、、 (2022年5月18日 22時) (
レス) id: 1ef7e18aac (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - 夕さん» 遅くなりましたが、リクエストありがとうございました☺︎ (2021年11月24日 12時) (レス) @page46 id: 86097db40b (このIDを非表示/違反報告)
夕 - いつも楽しく読ませてもらってます!リクエストなんですけど、彼女が推しをみて騒いで、それに嫉妬する奨君が見たいです! (2021年11月18日 1時) (レス) @page50 id: f6bd15d481 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - たらこさん» リクエストありがとうございます！もうしばらくお待ちください…(；＿；) (2021年11月4日 22時) (レス) id: 86097db40b (このIDを非表示/違反報告)
たらこ - いつも楽しく読んでいます！リクエストなのですが、奨くんか蓮くんがめちゃめちゃ甘やかしてくれるお話が読みたいです🙂 (2021年11月3日 5時) (レス) id: 62ab9649b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ | 作成日時：2021年10月7日 21時
