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「はっ、ぁぁ…」


体の力が、一気に抜けた

この世で最も憎い相手に

私は抱かれたんだ…


その事実を受け入れたくなくて、キツく目を瞑る


暗闇の中、彼の手が私の顎を持ち上げた


「何目瞑ってんだ?ちゃんと開けろ」


低く、恐ろしい程冷たい声

その声に恐怖し、素直に従う


「っ…」


そこに写ったのは

支配者のような顔をして私を見下ろす

夫の姿…


「そうやって一生、俺だけを見てろ」


満足げに私の頬を撫で、ズンっと最奥まで腰を動かす




「あぁぁ…やっ…!」


律動に体は揺れ、ベッドが軋んだ


「んんぅ…ふっ」


「下も弄ってやろうか?」


スッと結合部に伸ばされた手

それは上の突起物に触れ、強く摘む


ビクッ

「やっあ…っ!いたっ…」


堪らず声を発すれば、彼は一瞬眉を寄せた



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作者名:ポツコ | 作成日時:2016年12月8日 20時

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