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私がミングループに入社したのも、彼と結婚したのも
最初から、彼の描く物語の中には含まれていて
私はただ、それに従って動いていただけなんだ…
そうとも知らず、私は彼を騙した気でいた
なんて愚かだったのだろう…
私は一体…
何の為にこの人と結婚したの…？
「退いて…」
力なく、呟いた
今はこの状況から一刻も早く抜け出さなければ…
聞こえていないのか、彼は私を押さえ付けたまま動こうとしない
「っ…退いてったらっ…！」
叫びにも似たように声を発する
そして彼の胸板を押しやった
___グイッ
「やっ…！」
伸ばした腕を掴まれ、ベッドに押し付けられる
強い力に、私は身動きを取れない
「お前さ、今の状況分かってる？」
「っ…」
「言ったよな？俺は人一倍嫉妬深いって」
まずい…
嫌な汗が額を伝う
「お前は俺のモノだ。例え頭の片隅にでも他のことを考えるのは許さない」
「………」
「お前の頭の中、俺でいっぱいにしてやる」
耳元で囁かれた直後、布の引き裂かれる音
彼の手によって、私の服はビリビリに破かれた
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作者名：ポツコ
| 作成日時：2016年12月8日 20時
