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拾ノ話《過去編》 ページ11

Aside



「お姉ちゃん?!」


ご飯を頬張るのをやめ、こちらを向いた蜜璃。


その顔を見て、すごく安心した。

蜜璃が元気でいる。それは私にとって生きがいに近しい。



「来ていたなら家に寄っていけば良かったのに。」



私は先程と打って変わって静かな声で言った。



「今日は師範との合同任務だったから……。

家には今度非番の時に行くわ。」



なるほど。隣の男性の方は蜜璃の師範なのか。


それは家に寄るわけにはいかないだろう。




「初めまして。蜜璃の姉の甘露寺Aと申します。


改めまして、蜜璃がお世話になっております。」




私は名乗らないのも礼儀正しくないと思い、自己紹介をした。



もちろん、相手からも自己紹介がかえってくると思っていた。



しかし、返ってきたのは、




「よもや………………。」




と一言 言い、顔を赤くした。



「ど、どうか致しましたか……?」



具合でも悪くなってしまったのだろうか……


その私の予想は次の彼の言葉で打ち砕かれた。




「いや!すまない!俺は君のことを好きになってしまったようだ!

今すぐにでも嫁に来ないか!」




え?


よめ?



なんだか意味がわからなくて、蜜璃の方に助けを求めた。




「(キャー!師範、一目惚れかしら!

キュンキュンしちゃうわ!!)」




ダメだな。これは。



さて、



ど う し よ う

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎
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ゆう - この作品がとても好きです!もう3回は読みましたwそれで一つ気になるところがあるのですが、弐拾ノ話 の彼女の隣には、先日亡くなった夫の煉獄杏寿郎の遺影が置いてある。の部分ですが、8週目のときに煉獄さんは亡くなっているので7、8ヶ月は過ぎてるのではないかと… (2020年12月12日 21時) (レス) id: f96bb2aabf (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 大丈夫ですよ! (2020年1月23日 12時) (レス) id: c12879cda4 (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - アリスさん» すみません……このお話のリクエストは締め切ってしまいました……。次のお話での番外編でもよろしいでしょうか……。本当に申し訳ありません。 (2020年1月18日 9時) (レス) id: c8863f1f91 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - リクエストで実弥と煉獄さんの生存verを全力で希望します!! (2020年1月18日 0時) (レス) id: c12879cda4 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - Blueさん» はい!是非とも読ませていただきます!頑張ってください!応援してます! (2020年1月14日 3時) (レス) id: 2e6efde964 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Blue | 作成日時:2019年12月15日 16時

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