前世の夫とばったり再会しました【冨岡義勇】

第5話 再会 ページ7

Aside






「義勇ッ………！」






全部、全部思い出して、前世より少し細い義勇の胸に飛びこんだ。








「A…………！」








あの日。


私達が痣による寿命で共に死んだ日に約束したんだ。








「おい。そこまでだ。


感動の再会だか、記憶が戻っただかなんだか知らんが貴様ら、人の目を少し気にしろ。」





「へ、蛇柱様………！


風柱様まで………!!」








私は完全に周りが見えていなかった。





どうやら義勇は蛇柱様や風柱様と共に行動していたらしい。








いや、それ以前に人前がありすぎる所で抱きしめ合うなんてしてしまったのが悪い。









周りからは『あの冨岡が女子と抱きしめ合ってる……?!』とかなんとか聞こえてくる。





義勇………。どんなキャラだったんだよ一体……。






「お前冨岡の嫁だろ。


1回見た事ある。



冨岡も今思い出したらしいなァ。


その様子だとお前もだろォ？」







「はい。そうでございます。


階級、甲。水野Aです。


最近よくよく考えてみれば兆候があったのですが……。」







「確かに頭痛が酷かったな。



その様子だとお前達ももう記憶が戻っていたのか……？」







私の言葉に義勇が頷き、蛇柱様に聞いた。









「あぁ。


俺は甘露寺と出会った時に。



コイツは物心着いた時にはもう思い出していたらしい。



それと、水野。もう柱の名で呼ぶのはやめろ。


今は平和な世だ。」






「あァ。


同い年なんだし別に気にしねェ。」






そう2人が言った。






「じゃあ！


お言葉に甘えて!!!



実弥!!!小芭内!!!よろしく!!!」







1回柱のこと呼び捨てにしてみたかったんだよね〜






「「いや変わり身早っ！」」←←







そんなこんなでもうお友達が出来ました()




どんなことを喋ろうかと口を開きかけたその時。





またまた私に再会の時が迫っていた。








「まさか……!水野か?!」









☆次回、また再会の予感─────……

第6話 大真面目で大大大再会（？）→←第4話 知っていたんだ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す