前世の夫とばったり再会しました【冨岡義勇】

第2話 キミと俺は ページ4

冨岡義勇side






今日はうちの高校の入学式だ。



キメツ学園は中高一貫校。



俺は中学からこの学校に通っているため顔見知りがほとんどだ。







ズキッ







まただ。





最近、変な夢を見る。





誰かと話して、ご飯を食べて。





誰と過ごしているのかもわからないのにとても幸せなんだ。







目覚めると必ず目に涙を溜めている。







そして頭痛に襲われる。







1週間前くらいは朝の頭痛だけで済んだのだが……。







「おい。冨岡。


何を立ち止まっている。


お前はまた俺達に喧嘩を売っているのか？」ﾈﾁﾈﾁ





「お前も少し落ち着けェ。


冨岡、何かあったなら口に出せェ。」







同級生でいつも一緒にいる伊黒と不死川に注意をされる。


不死川は特に仲が良くなったと思う。



出会った当初すごく睨まれた。


伊黒は………変わったのか……？






「………すまない。」





そう言った時だった。





ドンッ!!!





誰かと、ぶつかってしまったようだ。





ここから既に回っていた歯車が加速した。

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