きみとぼくの今［橙］ (ページ17)

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勘違い？…それって…

「私、丸山さんが…」

丸「まってや…それは男から言わせて。」

そう言って深呼吸をした。
そして彼女の肩を優しくつかんだ。

丸「俺な、一目惚れってやつやったんや。
真剣な顔も、笑った顔も、
喋り方も全部ひっくるめて、
Aさんのこと、好きになってもうた。

でも、アイドルっていう仕事柄、
辛い思いをさせると思う。
それでも…俺と付きおうてくれますか？」

その言葉を聞いた瞬間。
涙を流す彼女。

丸「ごめん…日にちもたってないし、
戸惑うと思うねん。
でも、これが俺の気持ち。
返事はあ…」

「違うの…私も、一目惚れだったの。
いつも笑ったりふざけてるだけの人だと思ってた。
男なんてどれも同じだって。
でも丸山さんは違かった。
真剣な話するときも仲間とふざけてるときも
さっき助けてくれたときも、本当に
かっこよかった。

だから、私でよければ、
丸山さんの、彼女にさせてください」

こんな可愛いことを泣きながら言うんだもん。
そりゃ、ハグしちゃいますよ。ええ。