きみとぼくの今［橙］ (ページ14)

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話の内容は、

2年前に男3人に襲われた
嫌がっても話してくれない。
そのあと急いで病院に行って
薬をもらって帰ったら
同居してた彼が浮気をしていた。

後から聞いた話だと
おそったのもその彼に命じられたと。
別れたいと行ったら暴力をふるわれ、
必死の思いで、ダンスの恩師である先生の元へ
飛び込んだという。

なんて汚ねぇはなしなんや。
怒りを通り越して、
涙が出て来た。

「…ふふ、丸山さんはピュアですね。」

丸「…よう、抜け出した。…偉い。」

「優しいですね。」

丸「そんなことない。そりゃ男性恐怖症でも
おかしくなんてない。」

ますます、この人を守りたい…俺の手で。

そんなこんな話をしてたら
結構な時間。

「今日はありがとうございます、
本当に楽しかった」

丸「俺も楽しかった。
また誘ったら…来てくれる？」

「ふふ…もちろん。お時間が合えば」

丸「ありがとう」

電車の改札を抜けた彼女を見てたら
怪しい男ら。しかも4人。
やばいかもしれん。
迷わず俺は後を追いかけた。

助けなきゃ。今度は。俺の手で。