お兄ちゃんのお友達2 (ページ3)

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愛し愛され7 ページ3

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ああ、私ばかだ

私が本気で心から愛さなきゃ誰にも愛されるわけない

自分の気持ち、伝えてもなければ自分で気付いてもいないのに愛されようなんて

でもっ、

『(A)、お弁当もった？気を付けてね。行ってらっしゃい！』

お母さん。ちゃんと私のこと大切に思ってくれてるやん。

『おかえりーーー！ぎゅーーー！早く帰ってこれたのに(A)居なかったから寂しかったー！！』

にぃ。いつもきらきらの笑顔で私を包み込んでくれてたやん。

『(A)！』『(A)ちゃん』『(A)、大丈夫だよ』

神宮寺くんも岸くんも、岩橋くんも。いつも優しく接してくれてたやん。

『(A)、大好きやで。ずっと一緒におろな。ごめん、仕事忙しいねん。おはよう。おやすみ。』

会うたびにきゅんとさせてくれて。仕事忙しくてもちゃんと電話で｢ごめん｣って言ってくれて。毎日おはようとおやすみのLINEしてくれて。

(A)｢…っ廉、…っう｣

(A)｢…っ学校で上手くっ、いってへん、からって…

わたしっ、私全部廉のせいに、してたっ。

このクラスにおる人らと違って自分は特別惨めで、って、悲劇のヒロインぶって。

でもっ、ほんまはちゃんとみんな愛してくれてて、自分が、前見てなかっただけやったっ。

前に進めてないだけやったっ。

最低や…姫華のことも、ちゃんとっ、謝らないと。

惨めな私をいじめて楽しんでる、周りの愛に気付いてない、寂しい子やって、めっちゃ見下してたっ。あかん、ほんまに、私最低やっ…｣

愛されてるやん、私