お兄ちゃんのお友達2 (ページ1)

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愛し愛され5 ページ1

(A)side

その日はリビングのソファーで寝ることにした

自分は廉を愛せてるのか、愛されてるのか、

本当に分からなくて。

そんな気持ちだから、

いつも廉に包まれてるような感覚になるから大好きなおさがりのマットレスも居心地が悪く、とても寝られない

とりあえずお風呂に入るために制服を脱ごうとポケットからスマホを取り出す

(A)｢いっぱい来てるな…｣

LINEの通知は止まることを知らず着信音もなり続いているが

多分ほとんどが岩橋くんで、廉からは何も来てないだろう

(A)｢私たちほんまに付き合ってんのかな…｣

それでも、今日のことで岩橋くんに心配を掛けてしまったのは事実だから返信しようとスマホの画面をひらく

『(A)ー』

『生きてるー？』

『おーい』

『大丈夫だったのー？』

『ねぇー』

『既読だけでいいからさー』

『ほんとに大丈夫？？』

『(A)ー！』

『とりあえず(A)の家行くから』

『顔見るだけでいいから』

『もうすぐ着くよー』

『あと5分くらい』

(A)｢ま、じか、。これ5分前にきてるから…｣

＜＜＜ピンポーン

岩橋くんだ

平野母｢はーい｣

(A)｢まってお母さん！私の友達やから、私がでるわ！｣

２階から叫んで勢いよく部屋をでる

紫耀･(A)｢｢わっ！！｣｣

ちょうど真向かいの部屋から出てきたにぃとぶつかりそうになり二人同時に声をあげる

紫耀｢ごめんやでぇ、大丈夫？｣

(A)｢うん、大丈夫やで！私の方こそごめんなっ｣

紫耀｢えっ、ちょっ、(A)？｣

にぃに謝って足速に玄関へと向う

ローファーのかかとを踏んだまま扉を開けるとそこにはやっぱり、優しく微笑むあいつがいた

(A)｢岩橋くん…｣

玄樹｢はぁ、よかったー。｣

(A)｢えっ？｣

玄樹｢なんにも連絡無かったから、(A)に何かあったんだと思ってちょっと焦った(笑)｣

そんなに愛おしそうに笑わないで

玄樹｢もう。心配したんだからね！なんで、連絡くれないの…｣

私のためにそんな顔しないで

(A)｢ごめん｣

玄樹｢もういいよ…｣

少しの沈黙があったあと岩橋くんが

玄樹｢ちょっと歩かない？｣

って言うから

(A)｢うん｣

あの公園に行くことにした