お兄ちゃんのお友達 (ページ9)

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初恋2 ページ9

(まらな)side

明日から東京の中学に通うことになり

今日は平野さんとその手続きをしてきて、帰りに紫耀さんのお仕事について教えてもらった

平野｢最初に紫耀を見たときなんて思った？｣

(まらな)｢えっ？｣

平野｢親が言うのもなんやけど、かっこよかったやろ？オーラがあるってゆうか｣

確かに最初に会ったときすごい人だなと思った

でもそれはあの時のジャンプを見たからそう思っただけで、、、

(まらな)｢はい。人を引きつける何かがありました。｣

気付けばそんなことを言っていた

今考えればそうかもしれない

あの人には人を虜にする才能がある。

自分の魅せ方を知っている。

そんな気がした

平野｢そやろ？あの子もアホなりに頑張ってるんよ、アイドルとして｣

(まらな)｢アイドル？｣

平野｢そうそう。ジャニーズって知ってる？その事務所でデビューを目指してJrやってんねんよ。｣

(まらな)｢嵐くらいしか…でも紫耀さんが凄いことはわかります！｣

平野｢ふふっ、ありがと｣

ﾋﾟｺﾝｯ

平野さんの携帯がなった

平野｢うそやん！(まらな)ちゃん、急いで帰んで！｣

そう言うと平野さんは重い買い物袋を両手に下げながら全力疾走で帰っていった

(まらな)｢ふぇっ！！｣

平野さんのあまりの速さに気を取られ出遅れてしまったがなんとか平野家に着くことができた

(まらな)｢お母さん、どうしたんですか？｣

息もままならないまま肩を揺らしてそう聞くと

平野｢急に紫耀の友達が来るってなって。置いてってごめんなぁ！｣

すっかり息を整えた平野さんがキッチンで慌ただしく動きながらそう答えた

(まらな)｢ってことはアイドルかぁ、なんか嫌やな、｣

もともと芸能人に興味がない私はアイドル＝チャラいと言うイメージがあって会うのが嫌だなと思った

でも、

平野｢(まらな)ちゃんに会いに来るみたいやから相手したってなぁ。その子も大阪人やから気ぃ合うと思うよ。｣

そうニコニコして言われたので

(まらな)｢そーなんですか！？楽しみです♪｣

なんて言ってしまった