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涼太side





その日の夜



ご飯を食べてからみんなそれぞれ自分の部屋へ行ったりお風呂に入ったり、寝たり、様々な時間を過ごしていた。






涼(そろそろ寝よっかな〜)



なんて考えながら、ベットに入ってケータイをいじってると





トントン…





『りょうた……』




ノックがなった後、部屋のドアが開いて



自分の枕と毛布を持ったAが入ってきた






涼「どうしたの…?」






なんとなく理由は分かるけどあえて、聞いてみる




すると可愛い小さな声で







『怖いから一緒に寝よ………?』







そうポツリとつぶやいた。








涼「うん、いいよ。こっちおいで」








そう言って俺は布団を広げ、Aを入れてあげた








布団に入ってからずっとAは俺の胸板の方に顔を埋めて、俺のTシャツをギュッと握っている






これは、Aが不安な時や怖がっている時にいつもしてくるクセだ







昔から俺とAは、双子ということもありお互い支え合って生きてきた




お互いのことならもう知らないことがないくらいに仲がいいし、信頼しあっている。








たぶん今日もAにしたら、すごく怖くて辛かったんだろうな………









涼「A?泣いてるの?」




『……………』






なにも返事がないけど、俺のTシャツを握る力が少し強くなった。









しばらくすると、小さな声で









『今日ね…本当怖かった。涼太にも心配かけてごめんね?………助けに来てくれてありがとう…』






といった。









涼「もう大丈夫だよ。今度から気をつけてね?」





俺はそう言って、Aの頭を撫でた




『うん、今度から涼太と一緒に帰るね……』



涼「うん、そうしよ」



『ありがと…おやすみ………』







よっぽど疲れてたのか、Aは俺の胸板に顔を埋めたまんま寝てしまった






いま思うと、本当にAが無事で良かった





俺にとってはずっと可愛い大切妹だからね……







涼「A、おやすみ」






俺は寝ているAに、そう小さく呟いて眠りについた。

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蒼愛(プロフ) - 時間PMじゃなくてAMだと思います! (2017年12月27日 15時) (レス) id: 9cfc6511e5 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - syoさん» ただいまです!笑こちらこそ小説読んで頂いてありがとうございます!★ (2015年12月28日 18時) (レス) id: 7d0e3fd1bf (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - 詩織さん» ただいま!!!!!笑 (2015年12月28日 18時) (レス) id: 7d0e3fd1bf (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - わかぴーさん» 頑張ります!ありがとうございます!★ (2015年12月28日 18時) (レス) id: 7d0e3fd1bf (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - さあさん» ありがとうございます!!頑張りますね!(^O^) (2015年12月28日 18時) (レス) id: 7d0e3fd1bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なゆ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年11月11日 0時

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