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4 ページ5

Aside



「あ、ほらA!!!あそこにペットショップあるよ!」

「A、映画見に行く?」

「あ、Aこの服似合ってる!!!」





こうなったのは1時間前の事。



_____________________


____________




休日。
する事がないので、都内をぶらぶら歩いていた。


取り合えず財布を持って、
美味しそうな物があったら買おうかな、ぐらいの気分で。



「A」



クレープ屋さんを眺めていると、突如後ろから聞こえた私を呼ぶ声。


後ろを振り向くと、満面の笑みで私に近寄って来るころちゃんがいた。




『ころちゃん!!!!』




久しぶりに私の名前を呼んでくれたのが嬉しくて、私はころちゃんに抱き着いた。


ころちゃんから感じる体温に、
いつもいい匂いがする彼の服。




「Aとデートしたい」


『…私なんかとデートって、いいの?』


「ネガティブにならないでよ!僕がやりたいの!!!」



頬を膨らませて言うころちゃん。
もう気分が舞い上がって舞い上がって仕方がない。



「とういことで、ショッピングモール行こ!」

『うん!』



気分が舞い上がって仕方がない中感じた不安は…、




お金を千円しか持ってきてない事だった。








.

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作者名:鮫の介 x他1人 | 作成日時:2023年1月17日 17時

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