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Aside
「あ、ほらA!!!あそこにペットショップあるよ!」
「A、映画見に行く?」
「あ、Aこの服似合ってる!!!」
こうなったのは1時間前の事。
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休日。
する事がないので、都内をぶらぶら歩いていた。
取り合えず財布を持って、
美味しそうな物があったら買おうかな、ぐらいの気分で。
「A」
クレープ屋さんを眺めていると、突如後ろから聞こえた私を呼ぶ声。
後ろを振り向くと、満面の笑みで私に近寄って来るころちゃんがいた。
『ころちゃん!!!!』
久しぶりに私の名前を呼んでくれたのが嬉しくて、私はころちゃんに抱き着いた。
ころちゃんから感じる体温に、
いつもいい匂いがする彼の服。
「Aとデートしたい」
『…私なんかとデートって、いいの?』
「ネガティブにならないでよ!僕がやりたいの!!!」
頬を膨らませて言うころちゃん。
もう気分が舞い上がって舞い上がって仕方がない。
「とういことで、ショッピングモール行こ!」
『うん!』
気分が舞い上がって仕方がない中感じた不安は…、
お金を千円しか持ってきてない事だった。
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作者名:鮫の介 x他1人 | 作成日時:2023年1月17日 17時