捕まる 18 ページ22
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それから、そらるとまふまふに解放されて自室に戻った
「(…俺、あれ、飲んじまった)」
頭がくらくらするような香りを纏った2人の混ざった血
1人でも俺には十分強いのに、2人のなんて…人間でいう媚 薬のようなものだ
「……絶対に、これ以上飲んでやるか」
さっきの出来事で少しだけ芽生えた信用もがた落ちだ。いつか絶対にここからるすと一緒に抜け出してやる
そう心に決めたとき、こんこんと扉を叩かれた
「…誰？」
「A？るすやけど〜」
「っ、るす…！」
急いで扉を開けて思い切りるすに飛びつく
「っうお、なんやA、甘えたさんか？」
「……何しに来たの」
にやにやと笑うるすを無視して問いかける
るすの話が終わったらさっき考えていたことを話そう
「そらるさんたちにもうAに部屋戻っとるって聞いたから来たんよ
これからDer Teufulにおるわけやし、ここにおる人達のこと紹介したろ思うて！」
「…っ、……なあ、るす」
「ん？」
「ここに、いなきゃだめか…？」
「…なんか、あったん？」
るすの顔から笑顔が消え、真剣な顔になって座っている俺の前に屈んでくれる
___また、心配させてしまった
「そらると、まふまふの血を飲んだ」
「うん」
「…るすはさ、あいつらのこと信用してるじゃん。でも、俺はまだしきれてない…ってか、さっき無理やり血飲まされて、むしろ信用なくなった」
「無理やり？」
「うん、まふまふに、口移しで」
そういうと、さらにるすの顔は険しくなる
「……うん、で？」
「っ、ここから逃げられないって、言われて…怖、くて。でも、飲んじゃったから、依存しちゃってあいつらのこと嫌なのに求めることになるんだって…考えてて……おれ、どうすれば…っ」
「A…ご、めん、Aのことこんな傷つけるなんて…苦しめるなんて、思っとらんかった…」
できるなら、こんなことるすに言わないでおきたかった
…でも、ひとりじゃ、不安でいっぱい
「…逃げたい、って思ってる？」
「そりゃ、当然…」
「それは…ちょっとよろしゅうないな…
何回も言っとるけど、あいつらがAのこと探しとる。絶対ここにおった方が安全なんよ
死ぬよりは、まふくんたちの血を飲んだ方が…まし、やろ？」
「…まぁ、そうだけど」
「もうちょっとだけ、ここにおって考えてみてな。血だって、そんなに嫌なら俺のあげるからな」
「…うん」
俺の頭を一撫でして、じゃあ、とるす部屋を出ていった
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七星(プロフ) - めちゃめちゃ好きです(((更新頑張ってください！ (2019年11月24日 22時) (
レス) id: 8b6f761c92 (このIDを非表示/違反報告)
?°.*月岡紫月(プロフ) - おとはさん» いえいえ、大丈夫ですよー！コメントありがとうございます！1番に決まったので、これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2018年8月28日 7時) (レス) id: 2bf2ea223d (このIDを非表示/違反報告)
おとは(プロフ) - すみません！締め切ってたのきずきませんでした！ (2018年8月27日 0時) (レス) id: 3fc70945f4 (このIDを非表示/違反報告)
おとは(プロフ) - 1でお願いしたいです！ (2018年8月27日 0時) (レス) id: 3fc70945f4 (このIDを非表示/違反報告)
?°.*月岡紫月(プロフ) - てんそら。さん» 返信遅れてごめんなさい(´；ω；｀)ご意見ありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年8月26日 12時) (レス) id: 2bf2ea223d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☽°.*月岡紫月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=ce95804e5a2512c5decbe7fd8d0f5854...
作成日時：2018年2月26日 0時
