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捕まる 17 ページ21





「さて…と、じゃあ始めようかな」

「そうですね」


そう言ってすっと懐からナイフを出したそらる


「始めるって…そのナイフで何する気だよ」

「…るすの時にやって、君ら吸血鬼に俺らに依存してもらえる方法が分かったんだ」

「元々Aたちにとって僕らの血が美味しいってことを知ってたから、試しに僕とそらるさんの血を混ぜてるすくんに飲んでもらってみたら…それはもう大変、一週間に一回のペースで血を飲みに来ちゃって、…ほんとあんときはしんどかった…それまでは二か月に一回くらいだったのに…」


少し笑いながら首を抑えるまふまふ。その間にそらるが小さなビンに自分の指を切り、血を流し込む


「ほら、まふまふ。お前も」

「あ、はい!…ふふ、Aもるすくんみたいに血を寄こせ〜ってくるのかな、それはそれで楽しみかもね」


ぞくっと背筋が凍るような感覚が走る

ナイフで指を切り、血が流れる。そらるの時はまふまふと話していて気づかなかったけど、やっぱりこいつらの血はとてもなんて言葉じゃ表せないくらいいい香りがする


「…うん、よし」

「…それ、飲まなきゃだめか?」

「もちろん、俺 まだ俺らの仲間になるか決めなくていいとは言ったけど、ここから逃がす気はないから……俺たちに、依存して?」


そらるがそう言ってビンをこちらに振りながら近づいてくる。ドクン、と心臓が高鳴る
飲みたい気持ちを押し殺していやだ、と小さい声で言う


「…別に、逃げる気なんてない」

「信用してないわけじゃないけど、僕らがAが依存してる姿が見たいかなーって」

「趣味悪」

「はい、てことで飲んで。まだやだって言うなら無理やり飲ませるけど」


口を塞ぎ、絶対に嫌だってことを目で訴える。まず、まふまふたちが俺のことを信用してるとかじゃなくて、俺自身がまだ人間を信用したわけじゃないし


「もう…そらるさん、ビンください」

「ん、はい」


すると、まふまふはビンに入っていた血を口に含んだ


「え、っちょ何して…っん、んん…!?」

「ん…っ、ぷは……ぅわ、血、まず…」

「っ…!?へ、な、なんで…!?」


嬉しそうに俺の唇をつつ、と撫でるまふまふ


「ふふ、顔真っ赤。…これで、ずっとここにいられるね」

「あ…血、っ」


それは、体内に入ったと認識したから俺の体を苦しめる呪いのような。
ずくんと、体の底から何かが上がってくるのを感じ、目の前にいる白髪と黒髪の男を睨む


「これから、よろしくね」




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七星(プロフ) - めちゃめちゃ好きです(((更新頑張ってください! (2019年11月24日 22時) (レス) id: 8b6f761c92 (このIDを非表示/違反報告)
?°.*月岡紫月(プロフ) - おとはさん» いえいえ、大丈夫ですよー!コメントありがとうございます!1番に決まったので、これからもこの作品をよろしくお願いします! (2018年8月28日 7時) (レス) id: 2bf2ea223d (このIDを非表示/違反報告)
おとは(プロフ) - すみません!締め切ってたのきずきませんでした! (2018年8月27日 0時) (レス) id: 3fc70945f4 (このIDを非表示/違反報告)
おとは(プロフ) - 1でお願いしたいです! (2018年8月27日 0時) (レス) id: 3fc70945f4 (このIDを非表示/違反報告)
?°.*月岡紫月(プロフ) - てんそら。さん» 返信遅れてごめんなさい(´;ω;`)ご意見ありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2018年8月26日 12時) (レス) id: 2bf2ea223d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:☽°.*月岡紫月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=ce95804e5a2512c5decbe7fd8d0f5854...  
作成日時:2018年2月26日 0時

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